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父の幸運

木曜日, 1月 20th, 2011

先週土曜日に 父が倒れた。

病院に着いた時には、すでに人工呼吸器のお世話になっている状態。

「かなり重症の肺炎です。なにしろ93歳ですから、ハードルは非常に高いですよ」

お医者さんは言う。

ひゃー!

93といっても父はちっともぼけていない。

妹より若い人に 至れり尽くせりの面倒をみてもらっていて、

おしゃれで

マイコの結婚式にはマオカラーのスーツを新調し、祝の言葉まで述べてくれた。

父の話をすると誰もが「なんと幸運な!」と感嘆する。

その幸運な父は翌日になると、驚くほど回復した。

呼吸器をつけているので、しゃべれはしないが、こちらの言うことはすべて分かっていて、

「うんうん」と顔で相槌をうつ。

帰るときにはバイバーイと手を振ってみせる。

それが何日か続いたけど、またちょっと悪くなって、今は眠らされちゃっている。

さあ、お父さん、みんなが信じているあなたの強運。

いまこそ発揮するときだよ。

がんばってー!

というようなことがあったので、各所にご迷惑をかけました。

千葉三省堂のあと、柏店にも寄るつもりだったけど、寄れなくなっちゃった。

ごめんね。

でもこれから三週続けて土曜日の本屋さんでのサイン会はしっかりやるつもりなので

どうぞみなさんお出かけください。

あさっては千葉そごう三省堂での開催。二時からですよー。

台湾公演すばらしかったよ!

木曜日, 1月 13th, 2011

公演もほんとにすばらしかったけど、思ったよりずっと大掛かりなのにびっくり。

これはうれしかった。テンション上がるよね。

この公演をまとめてくれたバイオリニストのトレーシィがうんとがんばってくれて、台北の街中に500本

の垂れ幕がはためき、地下鉄にもでっかいポスターが張ってある。

これまたテンション上がっちゃう。

そして、会場はなんと国家戯劇院という格式ある劇場。

中もバルコニーが四階席まであって、まるでオペラ座のよう。

1400人入れる劇場のチケットはほとんど売れているようです。

しかも二回公演よ。

前日の総練習では記者会見も行われ、当日にはもう新聞に練習の模様が載っていた。

ね、こうやって映像を流しなら、ピアノ、バイオリン、チェロ、クラリネットでのカルテットが演奏するという

新しい試みなのです。

本番はもうほんとにすばらしかった!

やっぱり生の演奏は迫力あるね。

はじめてみる『葉っぱのフレディ』はやさしく新鮮でした。

そして大きなスクリーンでのアベコベアの映像もさほど荒れることなく、こちらもなかなかの迫力。

私、絵うまいじゃん。

ダヤンのコマアニメでは観客から笑いも巻き起こり、ちょっとうれしかった。

すべて終わってから、ステージで記念撮影。

ダヤンの曲を作曲してくれたのは山本祐ノ介さん、ご本人は来られなかったけれど、奥様の京子さんが

ピアノ担当です。

フレディの作曲は渡辺俊幸さん。とてもやさしい方です。

監督は長年の付き合いの宇井ちゃん。

宇井ちゃんの作るものはいつも品がよくて、質が高い。

私の隣のブルーのドレスがトレーシィよ。

みなさん、すてきな公演をありがとう!

そのうち日本でもこの公演ができるといいなあ。

もうじき、もっとたくさんの写真がホームページでアップされるから、そちらも見てみてね。

再見!

2011年 明けましたね

木曜日, 1月 6th, 2011

おめでとうございます!今年もいい年になりますように!

みなさん、どんなお正月だったかな。

私は夫と娘夫婦、ボンちゃん、黒猫カフェと蓼科へ。

放浪猫のランちゃんは音沙汰なしですが、風の便り・・というか

おしっこの匂いによれば、イノカシラでしっかり生き抜いているようです。

天気予報に反して蓼科は雪も少なく、道もガラガラ。

平穏無事なお正月だったけど、収穫もあった。

まだ完全じゃないけど、肩が回るようになったの。

秘訣は左手だけじゃなく、右手も一緒に上げること。

自主トレやってて、肩がコキッと回った瞬間がはっきり分かったよ。

「すごい進歩!もうだめかと思ったけど乗り越えましたねー」

って、今日の初リハビリでもほめられちゃった。

さて明日からは台湾です。

音楽会、楽しみ。あと、羽田の国際線ターミナルも楽しみー。

今年もあとわずか

月曜日, 12月 27th, 2010

空気もひんやり、やっと年末らしい気分になってきました。

今年はいいこと、いやなこといっぱいあったなあ。

結婚した娘は引越して、昨日はにぎやかにそのお披露目。

動物病院の上だから、てんかん持ちの黒猫も安心だし、

広いロフトがあってうらやましい。

骨折した肩はまだ満足に動かないけど、リハビリ続けてるし、

ひと月ぶりに泳いだら・・うん、前より動きがよくなってる。

ま、一歩一歩だよね。

レーシックの調子もいいみたい。

思えば、体改造の年でもありました。

そう、春にはボルネオにも行ったっけ。

宮崎での講演は、自分のはともかく、横塚さんの講演やそのあと出た質問などで、

ああ、知らないことがいっぱいだ

もっとボルネオのこと知らなくっちゃと、「ボルネオノート」を作ることにした。

来年は『モエ』に掲載した『森の音を聞いてごらん』を絵本にしたいと思っています。

今日は台湾で開催される『ダヤンの音楽物語』の映像を監督が持ってきてくれました。

雲がゆっくり流れて月を隠したり、桜がハラハラ雪に変わっていったり、骨たちが実にうれしそうに笑いながら踊ったり、ダヤンとイスの掛け合いもすごーく楽しい。

そして圧巻は「月に聞かせる音楽会」

みんなちゃんと演奏していて、音がなくても音楽が聞こえてきそうです。

本番が楽しみ。

来年は日本での公演もやりたいものです。

というように、今年は来年につながって、月日は流れてゆくのです。

どうぞみなさんよいお年をお迎えください!

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「ダヤン、クラヤミの国へ」ができたー

木曜日, 12月 16th, 2010

昨日、ほるぷの編集の方がアトリエに持って来てくれた。

わーい、新しい本の匂いだ。

ジタンのことを書きたくて作り始めた本だけど、バニラの誘拐を発端に

洞窟をめぐってのまとまった冒険物語になった気がする。

これでジタンのこともすっきりしたし、キマイラやバニラの立ち位置もはっきりしたし。

ああ、よかった。

これからダヤンとジタンには、じゃんじゃん冒険をしてもらいましょう

ということで、新しいシリーズの第一弾になったのもうれしい。

案外 長編を読んでいる小学生も多いので、高学年から読めるように

むずかしい字にはルビも振ってもらったから、冬休みにぜひ読んでね。

ちょっとしたお楽しみとしましては・・

カラーの表紙をめくってごらん。

アズキ色に肉球の地紋が渋くてかわいいよ。

そして本文にないポストカードのおまけ付き。

年が明けたら、書店でのサイン会もいっぱいあります。

ホームページを見てみてね。

「アベコベアの月」の音楽会

金曜日, 12月 10th, 2010

ふと気づけばもう師走。

早くも来年の話になるけれど、年明け早々一月九日に台湾でダヤンの音楽物語が開催されます。

まだ監督の絵コンテを見ただけだけど、すごーく楽しそう!

それぞれの絵はゆるゆる動き、冒頭で眠ってしまうダヤンのコマ絵は眠りながら笑ったり、そのそばを金

魚鉢を持ったフールが流れていったり、イスとダンスを踊ったり。

絵に合わせて作曲される曲目も 「謎のフーガ」 「可愛いスケルツォ」 「骨のレントラー」

「食欲のアダージョ」と題名からして、そそる。

なんていうけど、この中で分かるのはフーガだけで、レントラーもスケルツォもアダージョも

どんなタイプの曲なのか分からない。

映像に合わせたナレーションとピアノ、バイオリン、チェロ、クラリネットの四重奏の生演奏も楽しみ。

残念ながら、日本でのチケット販売はしていないけれど、台湾のチケピでは買えるそうです。

といわれても困るでしょうが、そのうち日本でも開催されるといいね。

そして再来週18日には宮崎の宮日会館で

「ボルネオの森を守る」のパネル展示とトークショーがあります。

無料なので、お近くの方は見にきてね。

あこがれの商売

金曜日, 12月 3rd, 2010

おととい術後一週間の検査に行ったら「角膜すごくきれいです」といわれて あー、よかった。

やってよかったー。

だって目のケアにかける時間が一日10分として、ナント

この先20年で 50日もそれに費やすことになるんだもん。

両目ともずいぶんよく見えるようになって、絵も描けちゃう。本も読めちゃう。

ただ読みかけの「レパントの海戦」はかなり古くて 紙も黄ばんでいるので、

ふうちゃんが買った新本の「悪人」に切り替えて。

「悪人」はすごく面白かったし、新しい本って、なんて見やすいの。

このごろ古本ばっかり読んでいるからね。

昔の本は字も小さいし、印刷も薄くて読みにくいったら。

古本といえば、スケッチ紀行や技法書を出版してくれていたエムピーシーの

元編集の人がネットの古本屋を始めた。

昔、あこがれの仕事はたくさんあったけど、その中のひとつが古本屋。

高窓から差し込む光に、ほこりがキラキラ舞う中、好きな本を片っ端から読みふける。

知り合いが立ち寄っては、お茶を飲んで本談義。

興が乗れば、店を閉めて町に繰り出していく・・なんてね。

そんなじゃ商売にならないって今は分かるから、やりたくはないけれど。

ネット書店はちょっと様子が違うと思うけど、本人はなんだか楽しそう。

本好きな方はちょっとのぞいてみてくださいな。

http://shishigaya.jp/

店主のブログもなかなか面白いよ。

レーシック手術も無事に終了

金曜日, 11月 26th, 2010

今日は久しぶりに河口湖木ノ花美術館に出かけました。今が盛りの紅葉とそれは見事な富士山。
そのあと、相模湖のダヤンのおうちへ。
お茶をいただきながら、窓辺の景色を楽しんで。
さて、日も暮れて最後の締めは相模湖のイルミリオン。
山の上の観覧車から見晴らす星の数ほどのイルミネーション。
まだちょっとボンヤリしてはいるけれど、それらすべてを裸眼で見られるなんて、夢のよう。
素敵な秋の一日でした。

さらば メガネよ

金曜日, 11月 19th, 2010

私がメガネをかけはじめたのは、小三のころだから、

メガネと付き合ってかれこれ半世紀。

母もメガネをかけていたせいか、父はメガネが好きで 目がわるくなると

すぐにメガネをかけさせられた。

一時期はうち中六人全員がメガネをかけた メガネ一家でもあった。

昔から メガネをかけている女の子は お笑い系か がり勉系の脇役で

私はメガネがいやでならなかった。

先生は無神経に「そこのメガネ!」と差すし、もう大学生になってからだけど、

あろうことか、「そこのおめがねさん」と同級生に呼びかけられたこともある。

ひどいと思わない?

だってその子は私より大きなメガネをかけてたのよ。

視力検査の時だって、一番大きな字も読めない私に くすくす笑いが聞こえてくる。

なんて、なぜ今さらメガネに対するうらみつらみを書いているかというと、

それはもうじき メガネにもコンタクトレンズにもおさらばだから。

そう、いよいよレーシックをするのです。

起き抜けに すぐメガネをかけなくよくて

夜になってもコンタクトをはずさなくってよくて

旅行に行くのにケア用品のことを考えないですむ世界って

考えられないけど、試してみる価値はあるよね。

来週はいよいよ検査と手術。

それに備えて、メガネをかけて バリバリ仕事をこなしている。

手術 うまくいきますように!

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猫舌の神秘 科学者が解明

日曜日, 11月 14th, 2010

おとといの新聞に面白い記事が載っていた。

猫が水を飲む時には、水面に触れた舌の先をすばやく引き上げて、水柱を立て、

水柱が重力で崩れるまでの一瞬に パクッと口を閉じて水を飲むんだって。

なんとそのペースは 一秒間に約四回!

舌をひしゃくみたいに丸めて水を飲む犬とはまったく違うそうです。

これは「なぜ牛乳は 重力に逆らって猫の口へ入るんだろう?」

と疑問を持ったアメリカの科学者がチームを作って解明した結果を、

サイエンスに発表したという記事。

すごいねー!猫の舌って。

うちのボンちゃんは毎朝 歯磨きしている私の耳をしゃぶるのが日課。

あの舌のザリザリが、巧みな技をやってのけるってことなのでしょうか。

猫もすごいけど、疑問をちゃんと研究して解明する科学者もえらい。

水を飲むといえば 猫ってさ、水入れの水にすぐ飽きちゃうのね。

じょうろやグラスに入った水を 手ですくってむりやり飲んだり、水道から滴り落ちる水とか

風呂の残り湯とかもピチャピチャ飲んでいる。

あれ、おいしいのかしら?面白いのかしら?

猫と科学者に共通してるのは 好奇心旺盛ってことかもね。