ねこの島便り。
昨日から、瀬戸内海の小さな島にやって来ました。
佐柳島では、ねこたちがのったりとお出迎え。
のたくたする沢山のねこたち。スケッチしててもこの通り、恐れ知らず。
真鍋島では、三虎さんにお世話になりました!
なんと夕食のメインは、アクアパッツァ!!
新鮮トレトレの魚でこんなにおしゃれに。
「ぼくがあっこちゃんの卒論書いてあげたの覚えてる?」
久しぶりに会った兄がそう言って、私はそれさえ覚えていなくて・・
中間報告では原稿用紙いっぱいに「現在着々と進行中!」とだけ書いて
提出したのは覚えている。
それほどひどい学生だった。
「国立でなければ、短大にしか行かせない」というのがうちの決まりで、
国語だけは優秀だったから青学短大国文科に入学。
大学と一緒の吹奏楽部バトントワリングに入って練習したり、デートしたり、
旅をしたりと楽しい二年間だったけど、勉強した覚えはさっぱりない。
せっかく俳人、詩人としても名高い加藤楸邨先生や安藤次男先生がいたのにね。
天気がいいと学校へ行かず、バトンを振り回しながら高尾山に登ったりして・・
思えば人生の中で一番気楽な時代だった。
大学自体気楽なイメージだったけど、このところ青学の駅伝すごいね!
あまり感じたことのない母校愛がふつふつ沸いてきて、夢中になって応援した。
明日は青学短大の同窓会国文学科会で講演会をする。
卒業以来初めて訪れるわが母校。
恥ずかしいような学生時代を過ごした場所、懐かしい顔に会えるかと
ちょっとドキドキ。
「ちょっとこの本読んだ?」
面白い本を読むと人に勧めたくなる。
急に寒くなって、日暮れが早くなってきた。
いつだって本を読みたいけれど、秋は特にね。
夕飯後テレビを見る夫の隣で文庫本を読み、
寝床に入ってのお楽しみはキンドルと3,4冊は同時進行で読んでいる。
ドン・ウィンズローの「犬の力」と「カルテル」は
本をめくるのももどかしいほどの面白さ。
メキシコ麻薬戦争の話でスペイン語がたくさん出てくるのもうれしい。
キンドルでは船戸与一の「砂のクロニクル」
独立国家を求める中東の少数民族クルドに日本の武器商人がからむこれまたハードな話。
行ったこともない土地にまるで身を置いているような臨場感と、
登場人物それぞれの立場からの描写がどれもすばらしく、胸に迫る。
本っていいよね。
今度の日曜は日比谷で開催される「わくわく読書フォーラム」の審査員になる。
事前に送られてきたこどもたちの読書感想文が面白いのには驚いた。
本に親しむこどもたちが増えてくると未来は明るいね。
そうだ、平田での原画展も16日日曜で最終日。
まだ見ていない方も見た方も行ってみて!
日曜に行くといいことがあるよ。
伸ばした長さは三倍くらい、目方は10倍くらいの
ずっしりチビとへなへなアンちゃん。
二匹の仲のいいことといったら。
ベーロベーロ、チビがなめれば、ペロペロ、アンちゃんがなめ返す。
チビがアンちゃんを頭からガブリ!食べてしまいそう。
アンちゃん、ふらふら揺れてるチビのしっぽにかみつく。
振り返ったチビはアンちゃんをおさえこみ、アンちゃんが必死に猫キック。
アンちゃんが来てからのチビは賢そうに見える。
アンちゃんが見ているとおもちゃで遊ばないし、戸も開けられるようになった。
アクマっぽくて、ハナクマっぽくて、ハイエナっぽいアンちゃん。
ちっとも愛くるしくないけど、カワイイアンちゃん。
さぞかしチビもかわいいと思ってるんだろうなー。
アンちゃんが来てよかったねー、チビ。
うちにチビがいてよかったね、アンちゃん。