Archive for 12月, 2019

今年もいよいよ終わり

金曜日, 12月 27th, 2019

いろんなことがあった一年だった。

劇場原画展のロードも新見美術館、札幌丸井今井、赤レンガ、梅田阪急と4か所。

郵政博物館では“なぞときダヤン”をやって、今もデンパークで開催中。

銀座のスパンアートギャラリーでは版画展。

久しぶりに4匹の猫版画展も千倉の海猫堂と谷中の猫町ギャラリーでやったな。

そうそう、童美連展もあったっけ。

たくさんのイベントにお付き合いくださった方々にお礼申し上げます。

本では“なぞときダヤン”の第二弾を作って、ヨールカのムックも出版。

静山社からは長編のきれいな8冊セットが出版された。

ウサギの島と猫の島に行って、御朱印長スケッチを完成。

リンちゃんがうちに来て、アンちゃんとすっかり仲良しになったし。

まぁ、いい年だった。

長編新作ではすっかりペン画にこっちゃって、エッチングにも久しぶりにトライ。

新作挿絵は年を越すことになりそう。

それが終わったら宮古島のパーントゥの文とスケッチも完成しなくちゃね。

皆さんにとってはどんな年でしたか?

来年2020が世界中の人にとって、悪くない年になりますように!

どうぞよいお年をお迎えください。

リンちゃん、でかくなった!

金曜日, 12月 20th, 2019

だんだん寒くなってくると、猫が二匹いるってステキ!

なめあって、じゃれあって、グルグル回って、猫バターのできあがり。

驚くほど食いしん坊のリンコは見違えるほどでかくなった。

ちょっとでも食べ物の気配がすると、シンクや食卓に飛び乗ってくる。

手に乗るくらいのチビスケが、今は小ダヌキみたい。

発売したばかりのキャットハウスをもらってきたら、早速アンちゃんが入っていった。

リンちゃんが真似して入ろうとしたけど、二匹にはちと狭い。

アンちゃんは一歩引いてリンコに譲る。

ご飯の時もそう。

いつもアンちゃんは、リンちゃんに譲るのね。

死んじゃったチビとうんと仲良しだったアンちゃん。

リンちゃんが来てよかったね!

さて、今池袋東武ではダヤンのヨールカマーケット開催中。

あさってはサイン会で出かけます。

お隣では北欧フェアも開催の、ウキウキマーケットでクリスマス気分を満喫しよう!

エッチング再び

金曜日, 12月 6th, 2019

ダヤンの冒険物語新作を書き上げて、挿絵の作業に入る。

アトリエから近い飛田給の版画工房を紹介されて、せっかくなので表紙と何点かを

エッチングでやってみることにした。

エッチングは『タシルに帰る』以来なので、12年ぶりになる。

肩を骨折して大船の版画工房通いが辛くなり、その後の挿絵はペンに切り替えたのだ。

今度はカブで30分なので楽勝。

とてもいい工房で、いろいろ独自の工夫があるのも面白かった。

銅板をニードルで彫って何度か腐食を繰り返すのだが、水で流した後、

お醤油で洗っているのには驚いた。

みるみる銅板がピカピカになっていく。

「ヨーロッパではワインビネガーを使っているけれど、お醤油の方が優れているので、

近頃は向こうの工房でもソイソースを使用しているらしい」とのこと。

わき目もふらず夢中で彫って、なんとか一枚仕上げた。

刷る前の銅板は美しく輝いている。

「銅板の状態できれいに見えたら、刷ったものもよくできているはず」

と言われてホッとする。

何しろ彫っているときは、いったいどう刷り上がるのかさっぱりわからないのだ。

見て、どちらがペンでどちらがエッチングかわかるかな?

ペンに比べて、エッチングの線はピカピカと浮き上がって見える・・はず。

って、これじゃよくわからないか、実物を見ないと。

先日、練馬美術館にゴーリーの作品展を見に行った。

今度の挿絵はゴーリーが目標。

あくまでくどく、しつこいペン画とエッチングに挑戦していくつもりだ。

挿絵もともかく、お話もすごく面白いよ。

来春発売の長編10作目新刊をどうぞお楽しみに!