Archive for 12月, 2010

今年もあとわずか

月曜日, 12月 27th, 2010

空気もひんやり、やっと年末らしい気分になってきました。

今年はいいこと、いやなこといっぱいあったなあ。

結婚した娘は引越して、昨日はにぎやかにそのお披露目。

動物病院の上だから、てんかん持ちの黒猫も安心だし、

広いロフトがあってうらやましい。

骨折した肩はまだ満足に動かないけど、リハビリ続けてるし、

ひと月ぶりに泳いだら・・うん、前より動きがよくなってる。

ま、一歩一歩だよね。

レーシックの調子もいいみたい。

思えば、体改造の年でもありました。

そう、春にはボルネオにも行ったっけ。

宮崎での講演は、自分のはともかく、横塚さんの講演やそのあと出た質問などで、

ああ、知らないことがいっぱいだ

もっとボルネオのこと知らなくっちゃと、「ボルネオノート」を作ることにした。

来年は『モエ』に掲載した『森の音を聞いてごらん』を絵本にしたいと思っています。

今日は台湾で開催される『ダヤンの音楽物語』の映像を監督が持ってきてくれました。

雲がゆっくり流れて月を隠したり、桜がハラハラ雪に変わっていったり、骨たちが実にうれしそうに笑いながら踊ったり、ダヤンとイスの掛け合いもすごーく楽しい。

そして圧巻は「月に聞かせる音楽会」

みんなちゃんと演奏していて、音がなくても音楽が聞こえてきそうです。

本番が楽しみ。

来年は日本での公演もやりたいものです。

というように、今年は来年につながって、月日は流れてゆくのです。

どうぞみなさんよいお年をお迎えください!

?

「ダヤン、クラヤミの国へ」ができたー

木曜日, 12月 16th, 2010

昨日、ほるぷの編集の方がアトリエに持って来てくれた。

わーい、新しい本の匂いだ。

ジタンのことを書きたくて作り始めた本だけど、バニラの誘拐を発端に

洞窟をめぐってのまとまった冒険物語になった気がする。

これでジタンのこともすっきりしたし、キマイラやバニラの立ち位置もはっきりしたし。

ああ、よかった。

これからダヤンとジタンには、じゃんじゃん冒険をしてもらいましょう

ということで、新しいシリーズの第一弾になったのもうれしい。

案外 長編を読んでいる小学生も多いので、高学年から読めるように

むずかしい字にはルビも振ってもらったから、冬休みにぜひ読んでね。

ちょっとしたお楽しみとしましては・・

カラーの表紙をめくってごらん。

アズキ色に肉球の地紋が渋くてかわいいよ。

そして本文にないポストカードのおまけ付き。

年が明けたら、書店でのサイン会もいっぱいあります。

ホームページを見てみてね。

「アベコベアの月」の音楽会

金曜日, 12月 10th, 2010

ふと気づけばもう師走。

早くも来年の話になるけれど、年明け早々一月九日に台湾でダヤンの音楽物語が開催されます。

まだ監督の絵コンテを見ただけだけど、すごーく楽しそう!

それぞれの絵はゆるゆる動き、冒頭で眠ってしまうダヤンのコマ絵は眠りながら笑ったり、そのそばを金

魚鉢を持ったフールが流れていったり、イスとダンスを踊ったり。

絵に合わせて作曲される曲目も 「謎のフーガ」 「可愛いスケルツォ」 「骨のレントラー」

「食欲のアダージョ」と題名からして、そそる。

なんていうけど、この中で分かるのはフーガだけで、レントラーもスケルツォもアダージョも

どんなタイプの曲なのか分からない。

映像に合わせたナレーションとピアノ、バイオリン、チェロ、クラリネットの四重奏の生演奏も楽しみ。

残念ながら、日本でのチケット販売はしていないけれど、台湾のチケピでは買えるそうです。

といわれても困るでしょうが、そのうち日本でも開催されるといいね。

そして再来週18日には宮崎の宮日会館で

「ボルネオの森を守る」のパネル展示とトークショーがあります。

無料なので、お近くの方は見にきてね。

あこがれの商売

金曜日, 12月 3rd, 2010

おととい術後一週間の検査に行ったら「角膜すごくきれいです」といわれて あー、よかった。

やってよかったー。

だって目のケアにかける時間が一日10分として、ナント

この先20年で 50日もそれに費やすことになるんだもん。

両目ともずいぶんよく見えるようになって、絵も描けちゃう。本も読めちゃう。

ただ読みかけの「レパントの海戦」はかなり古くて 紙も黄ばんでいるので、

ふうちゃんが買った新本の「悪人」に切り替えて。

「悪人」はすごく面白かったし、新しい本って、なんて見やすいの。

このごろ古本ばっかり読んでいるからね。

昔の本は字も小さいし、印刷も薄くて読みにくいったら。

古本といえば、スケッチ紀行や技法書を出版してくれていたエムピーシーの

元編集の人がネットの古本屋を始めた。

昔、あこがれの仕事はたくさんあったけど、その中のひとつが古本屋。

高窓から差し込む光に、ほこりがキラキラ舞う中、好きな本を片っ端から読みふける。

知り合いが立ち寄っては、お茶を飲んで本談義。

興が乗れば、店を閉めて町に繰り出していく・・なんてね。

そんなじゃ商売にならないって今は分かるから、やりたくはないけれど。

ネット書店はちょっと様子が違うと思うけど、本人はなんだか楽しそう。

本好きな方はちょっとのぞいてみてくださいな。

http://shishigaya.jp/

店主のブログもなかなか面白いよ。