Archive for 1月, 2013

いよいよ革だー

日曜日, 1月 27th, 2013

スウィングタシル、ついに終了!

バンザーイ!と感慨にひたる間もなく、次に突入だ。

革に取りかかるには工場でもろもろ調達して来なければ・・

前のブログでは会社と書いたけど会社と工場はイコールなのだ。

ベースになるヌメ革の手配は滞りながらも無事ゲット。

その他、人形やミニハウスに使う革を革棚や端革置き場からチョイス。

なにしろうちは日本屈指の革工場だからして、なんでもそろっちゃう。

革包丁、ガラス板、漉き用カッター、カシメ、打ち具、木槌・・などなど

工場長始めみんなを騒がせながらじゃんじゃん調達。

染料用に集めていた佃煮などの空き瓶もぬかりなく持って行った。

昔ほとんどの商品に手染めをかけていた頃は材料の花形だった染料。

ジェット技術の向上でずいぶん少なくなってしまってさびしい限り。

さあ、これで準備は整った。

明日からは革職人で-す。

 

 

 

 

 

作家の仕事 社長の仕事 

土曜日, 1月 19th, 2013

ずいぶんかけ離れているふたつの仕事を、もうずーっと長いことやっている。

昨日は久しぶりに会社に行ったけど,今年に入って出社するのは

年明け全体朝礼と二回目。

社長なのに?というなかれ

大丈夫!今はコンピューターのデスクネットがあるので

場所が離れていてもほとんどの問題はその中で把握できちゃう。

電話も社員どうしだとただだし。

便利な時代になったよね。

会社に行くと一日中会議で明け暮れる。

昨日は月次だったので、店舗からは店長が、大阪からは支社長が、

社内のあちこちからもいろんな部署の人たちが集まってくる。

散々脱線しながらの月次報告が終わると、商品会議。これが長い!

うちの会社の肝だから、気が抜けないが、『猫会議』などとふざけた名前で

呼ばれ、かなりくだけた会議だ。

革、雑貨、アパレルとどんどん決めていく。

作家の仕事はひとりでできるけど、社長の仕事はみんなの協力がないと

絶対できないものなのだ。

他の社長はどうなのか分からないけれど、私にとってはそこが面白い。

いつだって「親分てえへんだ!」と事件が起こり、それをみんなで解決していくのが

面白い。

私が作家でがんばれたのも、みんなが喜んでくれるからだし、

社長をやっていけるのもみんなが支えてくれるから。

しかもどっちもあるから飽きないし、仕事をまっとうしない言い訳にもなるし。

ふたつの仕事って、私にはとっても向いている。

 

 

 

 

 

 

残るは あとふた月

金曜日, 1月 11th, 2013

原画展は3月13日から。

今日が1月11日だから、搬入等を考えると 制作期間はあとふた月と迫ってきた。

キャー、大変!どうしましょ

って、先へ先へと気持ちがつんのめる割には、案外手は冷静に動く。

今日で「スウィングタシル」の右袖が終わって、これで三面仕上がった。

五面体の絵で、一面は鏡だから残るは屏風型の一面のみ。

右の夜空だけでヌーパステル一本分を飲み込んじゃったから、

又405を買わなくっちゃ。

今度の絵はジタンがギターを弾く夜の街だからね。

これをなんとか1月が終わる前に仕上げて、次なるはいよいよ革の登場だ。

絵はこのところ手が慣れてきたから、仕上がりの検討がつくけれど、

革はずっといじってなかったから、うまくいくか不安。

ねどこの中でもどうやって作るか、頭をひねってる。

お正月、蓼科でダミーを作った。

「フォーンの森のファニィたち」だよ。

革のわちの名にかけても、いいものを作らねば!

って、又自分を追い込んじゃってねー。

 

 

 

あけましておめでとう!

土曜日, 1月 5th, 2013

いつものように雪の蓼科で過ごしたお正月。

そして昨日は木ノ花美術館に行ってきました。

タシールエニット博物館を模した窓には

おやおや、いつの間にかダヤンたちがのぞいています。

中庭も広々、バラが咲いたらどんなにきれいでしょう!

木ノ花美術館もオルソンさんのいちごも大賑わい。

いちごパフェ、おいしかったー。

お正月に見る富士山はピカピカでやっぱり日本一だね。

今年はダヤン30年、木ノ花美術館は15周年。

初夏には泊りがけのアートツアーも予定しているので

そちらもどうぞお楽しみに!

では今年もよろしくお願いします。