Archive for 6月, 2021

“ダヤンと霧の竜”表紙を塗る

金曜日, 6月 25th, 2021

9月発売、新作小説の表紙となる点描画。

版画工房でフォトエッチングを作ってもらった。

諧調をつけて腐蝕してくれたので、エッチングらしさが出て、

がっちりしたいい仕上がり!

アトリエに戻って、ウキウキと彩色を始めたら・・

これがくどいのなんの。

わー、どうしよう?

悩んだあげく点描原画に彩色。

ケントに描いたから、色が入るか心配だったけど杞憂。

情緒があって、柔らかい絵になった。

版画としては良くても、彩色に似合わないってこともあるんだ。

とにかくうまくいって良かった~♪

彩色した表紙はあとのお楽しみ。

この版画はイギリス製のサマーセットに黒とセピアで刷ってみたもの。

ダヤンが手にのせているのは霧の竜ウィーの大好きな氷砂糖だよ。

 

フランス語 数字の不思議?

木曜日, 6月 17th, 2021

この間の授業で60からの数字を学んだ。

ナーンテ不可思議フランス語!

60までは普通にあるけど70はない。

60+10が70。

もっと不思議は80。

今度は掛け算で4×20=80

90は4×20+10,その難解は99まで進み、

100はド~ナル?と構えていたら単純なCent。

「なぜ?」と先生に聞いても答えは「歴史!」とだけ。

あんまり不思議なので調べてみたところ・・

フランスの先住民ケルト人やガリア人は20進法だった。

70から99までは20進法を取り、一方1~69までは10進法。

なぜそうなったかというと、フランスを侵略したローマ人が

10進法を押し付けたから。

でももう20進法を採用していたので入り混じった数え方になったんだって。

ホントに変だけど、面白いから覚えられそう。

点描画

木曜日, 6月 3rd, 2021

小説新作表紙は点描画に挑戦。

一回やってみたかった!

霧の竜と魔物の台風と荒れる海には点描が似合いそうだ。

点々打ってる途中はぜったい変!って感じだけれど、出来上がると・・

案外悪くない、むしろいいぞ!ってなるのが不思議。

私、絵に関しては超くどい人間だから、点描合ってるかもね。

これは試しでちょっとやってみたもの。

果たして主人公のダヤンが点描でどうなるか・・

この時も点打ってくうちに、あ、こりゃダメだって思ってた。

本番は結構でかいから、大変だったけどいい出来なので、

前作表紙でエッチングやらしてもらった版画工房で

フォットエッチングにするつもり。

表紙には出来上がった版画に彩色予定。

来週工房に行くから、現場レポートもするね。

 

さて、好評をいただいている姫路文学館の原画展も今週末で終了。

こんな状況化だけれど、たくさんの方が来てくれてとてもうれしい!

だいたい美術館はみんな静かに見ていて、密になりようがないから、

規制するのって意味がないと思う。

日曜はサヨナラ姫路で文学館に参ります。