アメリカでの出版で、「ダヤンの誕生日」に出てくる「強いお酒」という言葉をサイダーかソーダに変えて欲しいという依頼がありました。あちらでは子供向けというのが、とてもきっちりしているそうです。でもねえ、サイダーではその後の展開がおかしくなっちゃう。そこで何か薬用植物の入った飲み物にしようと調べて、結局甘草の入ったルートビアにしました。
薬用植物って面白い。この間、小平の薬用植物園に行ってきました。薬草や毒草がたくさんあって、私は文章の中で結構使うので、こりゃ、今後役にたつと、いろいろスケッチしてきました。地味な植物園だけど、けし畑なんかもあって、しかも入館無料。人も案外たくさん来ていた。みんなよく知ってるね。
地味といえば、日曜には町内会の「文学散歩ー本郷から谷中」にも参加してみようと思っています。お年寄りが多そうだから、「路地の本」のためのうんちくが聞けそう。
地味な所から一転して、今日は夕方から「オルソンさんのいちご」で開催されるディナーショーに行ってきます。明日は久しぶりに木ノ花美術館だ。今はラベンダーが咲いてるかな?楽しみ、楽しみ。
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毒にも薬にも
火曜日, 6月 5th, 2007今度は油絵
火曜日, 5月 29th, 20078月号「モエ」で長編完結の特集をしてくれるので、長編の象徴的な絵を描くことにしました。「時の川」をゆく、イマのタシルの動物たちとアビルトークの住人たち。二艘の船は互いに違う流れで進みます。
今度は油絵で描くことにしたけれど、長らく使っていない絵の具はひからびたり、筆もよたっていたり。
描き方もよく分からなくなって油汗が流れ、さすが油絵は一筋縄ではいかないわ。いろんな画法を試すのが好きだけど、やり始めてから、ああ、やっぱりパステルにしておけばよかったと思うこともしばしば。だけど、やらずにはいられない。それに闇雲に描いていると、雲間から光明も差してきます。そうなると、面白いんだよね、これが。今ちょっとそんな段階かな。どうぞ、うまく仕上がりますように。
今は切り絵が楽しくて
水曜日, 5月 23rd, 2007北欧で見つけたアンデルセンの影絵。いいなあ、やりたいなあと思ってたところ、タイミングよく「切り絵の本をやりましょう」という話が持ち上がりました。しめしめ。秋のテーマは北欧だし、こりゃ一石二鳥。
というわけで、もう切り絵に夢中になりました。ところで、切り絵と影絵ってどう違うのかな?切り絵は折って切ったりする。折って切るやつはすごく楽しいよ。意外な効果が生まれたりするからね。あと、切り絵はつながってないとならないんだ。これが案外難しい。
でもそろそろモエの口絵にかからなきゃならないし、その後「北欧へ行こう」を仕上げるつもりなので、切り絵はここで一旦ストップ。又7月に続きをやります。
7月発売のモエは又ダヤンの特集だよ。「ダヤンと夢の約束」というお話も載ります。その後絵本にもなるの。これに出てくる雪だるまのダヤンがかわいいよ。モエも切り絵もお楽しみに!そうそう「北欧」もね。
中央競馬会からお招きが・・
月曜日, 5月 14th, 2007「はて、いったいなぜ私に?」と自分でも疑問、競馬好きの社員たちも「なんで社長に来るんだ!」と納得いかない様子。私はディックフランシスの競馬シリーズは大好きだけど、現実の暮らしではとんと競馬に縁がない。でも、私に来たんだもんね。しかも「当人様以外ご遠慮願います」と書いてある。
せっかくのチャンス逃してはならじと出かけました。昨日の日曜。そう、啓文堂でのサイン会の日です。
サイン会は2時からなので、メインのヴィクトリアマイルには間に合わない。でも出かけずにはいられません。なんといっても貴賓室へのご招待なのです。いったいどんな所なのか?好奇心には勝てません。
行ってみて判明。さる方が私を推薦してくれたのでした。回りも大金持ち?かどうかは分からない絵描きの方ばかり。「なあんだ」と気が楽になり、ワインを飲んだり、ごちそうをつまんだりして、一レースだけ賭けてもみました。はずれたけど。でも、貴賓室、いいえ、競馬場がどんなものか分かり、満足。
気持ちいいところですね。競馬場って。しかも入場料はたった二百円。大金を賭けなければ、休日を楽しく過ごせそう。いえ、賭けたっていいんですけどね。貴賓室に行く前にちゃっかりパドックでスケッチもしてきました。馬ってほんと、きれいだった。
そして、待ち合わせにはちょっと遅れたけど、ちゃんとサイン会にも間に合いました。
連休終っちゃった!
月曜日, 5月 7th, 2007さて、連休後半、二日の夜テンプター400で出発。輝く満月の元、快適走行で蓼科へ。
翌日はイルフでサイン会です。思いがけないほど、たくさんの人が来てくれてうれしい!サインをする手も浮かれます。
夜はたらの芽パーティを予定していたので、早めに帰らなくてはならず、またもやセンダックの原画が見られなかった。会期中にもう一度行くことにしましょう。まだ寒くてたらの芽は出ていなかったけど、マタギの熊ちゃんが熊や鹿の肉を持って来てくれたので、すばらしい晩餐になりました。
そして恒例のサイドカーミーティングへ。今年はなんと富士スピードウェイの体験走行があるので、張り切って30年前に作った革つなぎを着ていきました。あの頃から5キロは太ったから、ぱっつんぱっつんだけど、ビリーのおかげで、なんとかチャックもしまります。
富士を走るのもかれこれ27,8年振りかしら。一度だけサイドカーのノーマルレースに出たことがあるのですよ。青空の下、150台のサイドカーが早い組とゆっくり組みに分かれて走る様は壮観です。もちろん私たちは早い組さ!
いやー、燃えました!超、楽しかった!又レースやるか。
新人、がんばれ!
月曜日, 4月 30th, 2007今年のわちふぃーるどはすごいよ。新入社員が一度に三人!店舗での研修を終えて、アトリエにふたり、そして制作兼営業として鶴瀬にひとり、いずれもフレッシュデザイナーです。アトリエではワインを開けて、ちょっと歓迎パーティの際「自己紹介してみたら?」と言ったら、こんなに華やかに自己主張。意気込みが感じられていいねえ。この次は制作の新人「モテ髪のナカムラ」にも描いてもらおう。
さて、私は今、銀座から帰ってきたところです。版画展にも阪急にもたくさんの人が来てくれました。
ありがとう!明日は新宿ラビリンス一周年のお茶会です。お茶会に当たらなかった人も夕方は新宿に集おう!
土日は蓼科に行って岡谷のイルフ童画館にも寄ってきました。イルフは武井武雄さんの美術館だけど、武井さんの刊本がすごかった。300部だけ刷る版画の本がなんと100冊以上。どの本もすばらしく完成度が高くて、しかも全部テイストが違うの。参りました!惚れました!
あんがい楽しい雨の動物園
木曜日, 4月 19th, 2007なんだかおかしなお天気が続きますね。前から絵描きの人たちと「動物園に行こう」と言っていたのがなかなか果たせず、ついに昨日決行。雨予報だったけど、なんとか晴れてシメシメ。ところが多摩動物園はなんと定休日!月曜でもないのになぜ?WHY?ひどいじゃないか、多摩動物園!
でももうすっかり動物園の口になっているので、モノレールと電車を乗り継いで、横浜のズーラシアへと向かいました。ところが、やっと着いたとたん、ポツリポツリと雨。なんてついてる日なんでしょ。いいもんね。覚悟してたもん。雨なんてへっちゃらだ。
そして意外や、意外。楽しいぞ!雨の動物園。なんたってすいてる。一等前に陣取ってとっくり見られるし、めったに見られぬ生態をじっくり観察。今後の絵描き人生に役に立つことこの上なし。
それに雨のズーラシアは木がすくすく伸びて、幻想的。いい匂い。
だけど困ったことには雨の嫌いな動物多し。なかなか外に出てきてくれない。ペンギンやオットセイ、カワウソなんかは元気だけれど。そしてね。もっと元気なのが白熊。雨にもめげずに岩陰で秘め事。全容が明らかにならないのも、慎み深くて良し。辺りに子供がいないのも、照れくさくなくて良し。めったに見られないもの見せてもらいました。そのうち白熊の赤ちゃんが見られるね。そしたら又行きましょう。雨の日に。
富士と桜と・・・
水曜日, 4月 11th, 2007先週末には『路地めぐり』で浅草の職人さんを訪ねる前に隅田川で花見。夜は六区裏のディープな焼肉屋で栄養をつけたけど、どうもまだグズグズと風邪をひきずっているようです。弱っているのにホトホト飽きてしまって、日曜には「エイヤッ」と河口湖までひとりツーリングに出かけました。木ノ花美術館にもしばらく行っていないしね。津久井湖から道志みちに抜けての走りの爽快なこと!テンプターの調子いいこと!そして道中、降りしきるような桜!
お昼頃木ノ花美術館について、富士の見えるテラスでひと休み。いいねえ!富士と桜は日本の誇りね。
桜はまだつぼみだったけど、こんないい所に美術館があるなんて、ああ、うれしい。
館長によると、今週末には河口湖も桜が見頃ですって。13日からは岡谷のイルフ童画館でも原画展が始まります。知ってた?『イルフ』って『古い』のあべこべ言葉なんですって。どっちも見頃だよ!ぜひお出かけくださいな。
この頃のらんちゃん
木曜日, 4月 5th, 2007この冬は暖冬という割には、らんちゃんが居着いていた。一時期は野生化しちゃって、帰ってきてもうなりながら、テレビの裏に隠れたりしていたのが、まるで飼い猫のように、ふと見るとその辺で寝てる。シロちゃんと呼ばれていた家には、もう行ってないのかしら。
今年の気に入り場所は夫の掛け布団の上で、くやしいことに私のふとんには入ってこなくなっちゃった。腕枕に白い両手をちょんちょんと乗せて、そのうち喉の奥からゴロゴロゴロと気持ちよさそうな音色が流れてきて・・あー、猫と練るっていいんだけどなー。すっかりよそよそしくなって、さびしいよー。それでも、らんちゃんが帰ってるだけでちょっとうれしい。らんちゃんや、あったかくなっても帰っておいで。ここはあんたのうちだよっていうか、あんたのうちはここだよ。