「ぎりぎりまでやらして!」と頼んで、さっき彩鳳堂さんが
『フォーンの森のファニィたち』を持っていった。
今日は友だちが手伝ってくれて、まさに取りに来るぎりぎりまで
やった。
なんだかおいしいものいっぱい食べたみたいな満腹感。
今日作ったのはテントウムシとふくろう図書館。
花のこどもたちも増やして、森は賑わっている。
今回ほど熱を入れた原画展は初めてだ!
開幕はあさって。
ぜひぜひ見に来てください!
去年から今年にかけての新刊ラッシュの中でも『ねどこどこ』は最新刊。
写真家の横塚さんと組んだ初めての写真絵本だ。
とても急な企画だったけど、横塚さんとは気が合うし、みんなで知恵を出し合って
とても楽しい絵本になった。
西表島から始まり、ボルネオではもう15年もジャングルや動物を撮りつづけている
筋金入りの自然派カメラマン横塚さんだけど、
モエの取材で会ってボルネオにいっしょに行くまでの間にダヤンの長編を読破したのにはおどろいた。
「いつかいっしょに絵本を作りたいね」と言っていたのが実現してうれしい!
原画展でのイベントもいろいろ決まってきて、横塚さんとはトークショーもやる予定。
もりだくさんなイベントはまた改めて紹介するね。
今日はケーブルテレビのJCOMが取材に来てくれた。
3月13日ステキ+ライフの中「イケメンズが行く」のコーナーで
制作中のアトリエや原画展のことが紹介されます。
関東エリアでは11チャンネルの12:30~13:30
全国エリアではHDチャンネル16:00~17:00
番組内で『ねどこどこ』サイン本プレゼントもあるよ!
それから、もうじき発売の『モエ』4月号では
おめでとう!ダヤン誕生30周年として、紙面上の展覧会
『わちふぃーるどプレミアムミュージアム』の特集が。
原画展に向けて制作する過程を追った記事も見ものだよ。
3日の産経新聞読書欄にも原画展や『めいろの本』『だいすきべべダヤン』が
掲載されます。
いろいろ盛り上がってきてうれしい!
先週の日曜、元工場長の今井さんから久しぶりに電話がかかってきた。
「今ラジオ聞いてたらさ、来週のゲストは絵本作家の池田あきこさん
って言ってたんで、おれびっくりして思わず電話しちゃったよ」
そう、先週もラジオのことを書いたけど
明日の日曜は「爆笑問題の日曜サンデー」にゲスト出演するのです。
今井さんは爆笑問題の日曜サンデーが大好きだそうで、いろいろ情報も教えてくれた。
それにしても爆笑問題の人気はすごい!
今週はちょうど内見会があって、その話を聞いたうちのスタッフやお客様も
みんなテンション上がりまくり。
人気者のラジオに出るので、私の人気まで上がったほどだ。
「爆笑問題日曜サンデー」はTBSラジオ、13時から17時までの番組で
私が出るのは16時からの「ここは赤坂応接間」
聞いてねー!
絵を描く仕事のときはいつもラジオを聞いている。
基本邪魔にならず、なるほどと思うことも多くて
ラジオは私の大事な友だちだ。
散歩のときに持っていくのにも、つい最近小さなラジオを買った。
でも今は携帯でもラジオが聞けるんですってね。
この間ラジオNIKKEIがアトリエに取材に来た。
ラジオNIKKEIは短波ラジオだけれど、スマホやパソコンでも聞くことができるよ。
ダヤン30年のこととか原画展のことなど四回に分けて放送してくれるので
ぜひ聞いてみてね。
放送は2月4日、11日、18日、24日、17時10分から30分
ラジオNIKKEI第一の「健康ネットワーク」の中の
「コサナワンポイント情報」終わり頃。
健康食品のコサナが提供しているので、サプリや化粧品をいただいた。
特にマヌカハニー入りハンドクリームはうれしい。
パステルも革も手が荒れるのよね。
スウィングタシル、ついに終了!
バンザーイ!と感慨にひたる間もなく、次に突入だ。
革に取りかかるには工場でもろもろ調達して来なければ・・
前のブログでは会社と書いたけど会社と工場はイコールなのだ。
ベースになるヌメ革の手配は滞りながらも無事ゲット。
その他、人形やミニハウスに使う革を革棚や端革置き場からチョイス。
なにしろうちは日本屈指の革工場だからして、なんでもそろっちゃう。
革包丁、ガラス板、漉き用カッター、カシメ、打ち具、木槌・・などなど
工場長始めみんなを騒がせながらじゃんじゃん調達。
染料用に集めていた佃煮などの空き瓶もぬかりなく持って行った。
昔ほとんどの商品に手染めをかけていた頃は材料の花形だった染料。
ジェット技術の向上でずいぶん少なくなってしまってさびしい限り。
さあ、これで準備は整った。
明日からは革職人で-す。
ずいぶんかけ離れているふたつの仕事を、もうずーっと長いことやっている。
昨日は久しぶりに会社に行ったけど,今年に入って出社するのは
年明け全体朝礼と二回目。
社長なのに?というなかれ
大丈夫!今はコンピューターのデスクネットがあるので
場所が離れていてもほとんどの問題はその中で把握できちゃう。
電話も社員どうしだとただだし。
便利な時代になったよね。
会社に行くと一日中会議で明け暮れる。
昨日は月次だったので、店舗からは店長が、大阪からは支社長が、
社内のあちこちからもいろんな部署の人たちが集まってくる。
散々脱線しながらの月次報告が終わると、商品会議。これが長い!
うちの会社の肝だから、気が抜けないが、『猫会議』などとふざけた名前で
呼ばれ、かなりくだけた会議だ。
革、雑貨、アパレルとどんどん決めていく。
作家の仕事はひとりでできるけど、社長の仕事はみんなの協力がないと
絶対できないものなのだ。
他の社長はどうなのか分からないけれど、私にとってはそこが面白い。
いつだって「親分てえへんだ!」と事件が起こり、それをみんなで解決していくのが
面白い。
私が作家でがんばれたのも、みんなが喜んでくれるからだし、
社長をやっていけるのもみんなが支えてくれるから。
しかもどっちもあるから飽きないし、仕事をまっとうしない言い訳にもなるし。
ふたつの仕事って、私にはとっても向いている。
原画展は3月13日から。
今日が1月11日だから、搬入等を考えると 制作期間はあとふた月と迫ってきた。
キャー、大変!どうしましょ
って、先へ先へと気持ちがつんのめる割には、案外手は冷静に動く。
今日で「スウィングタシル」の右袖が終わって、これで三面仕上がった。
五面体の絵で、一面は鏡だから残るは屏風型の一面のみ。
右の夜空だけでヌーパステル一本分を飲み込んじゃったから、
又405を買わなくっちゃ。
今度の絵はジタンがギターを弾く夜の街だからね。
これをなんとか1月が終わる前に仕上げて、次なるはいよいよ革の登場だ。
絵はこのところ手が慣れてきたから、仕上がりの検討がつくけれど、
革はずっといじってなかったから、うまくいくか不安。
ねどこの中でもどうやって作るか、頭をひねってる。
お正月、蓼科でダミーを作った。
「フォーンの森のファニィたち」だよ。
革のわちの名にかけても、いいものを作らねば!
って、又自分を追い込んじゃってねー。