Archive for the ‘未分類’ Category

絵本入稿!

金曜日, 7月 15th, 2011

あー、うれしい!

ついに「森の音を聞いてごらん」を描き上げた!

苦節 一年半!

って、モエの中綴じ絵本はもう描いてたし、その間に「クラヤミの国」を作ったけど。

でもこれは悲願の絵本だから、うれしさはひとしおよ。

シンプルでいい本になったと思う。本が出来上がるのが楽しみ!

みんなにも協力してもらって、ダヤンの森を寄付できたし、絵本は描いたし。

これで「森を守ろう」は終わった・・なんて、まだこれから。

普及ツールができたから、これからもずーっと続けていくつもり。

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机の上も久しぶりに片付いて、物がないとなんて使いやすそうな机。

片付けてフィキサチーフをかけてくれたデザイナーは

「分別に出して、いろいろ捨てればいいんですよ」とひとこと。

まあ、いいや。どうせすぐごちゃごちゃになるから。

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本は九月15日発売です。

出版社も協力してくれて、売り上げの一部をボルネオトラストに寄付してくれます。

書店やわちふぃーるどの店で見かけたら、どうぞ手にとってみてください。

買ってくれるともっとうれしいけど、図書館で読んでくれてもいいよ。

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猫たちの夏

金曜日, 7月 8th, 2011

きのうはダヤンの誕生日。

天の川を泳いでちょっとお祝いに行ってきました。

涼しかったよ、タシルは・・ナンテネ。

 

あれ、背景がちょっと違うね。

これは銀座のパペットショーでした。

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さて、うちの猫たちも暑さに負けず元気です。

元気すぎて、ボンちゃんったらベランダに干しておいた私の傘に

飛び乗って骨を折っちゃった。

自分の骨じゃなくて、傘の骨。

今年の新作優れた折り畳み傘で、気に入っていたのにサー。

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らんちゃんもこのところ ちょくちょく帰ってきてた。

サイドカーを別荘にして寝ていて、外に出してあるごはんを旺盛な食欲で

食べている。

だけどあんまり毛だらけになっちゃうんで、寝られないようにしたら

怒って、玄関のドアにおしっこを引っ掛けてまたどこかへ行っちゃった。

まあ、また帰ってくるでしょう。

今年の夏はあんまりクーラーかけないから、ニンゲンは大変だけど

猫は涼しいとこ見つけるのうまいよね。

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なつかしの人形たち

木曜日, 6月 30th, 2011

もう20年近く昔、名古屋で人形劇をやった。

題名は確か「長いセーター」

だれか覚えている人はいるかしら?

すっかり忘れていた人形たちが昨日 革工房に帰ってきた。

ずっと名古屋のR2に展示されていたのを借りたの。

昔っぽい顔で、超レトロ。レトロなだけに、手足がぶらぶらしていたり、耳が寝てたり

色々不具合なところを革工房の新人職人が直してくれた。

さて、すっかりレストアされたこのこたちが今度の日曜 銀座のH2でお目見えです

本邦初公開のパペットショー「森からのお客さん」

急遽決まったので、お知らせはあんまりしていないけど、

開演は一時なので、お見逃しなく。

もちろんそのあとは恒例のデッサンパフォーマンスもやります。

たぶんすっごく暑いと思うから、熱中症に気をつけてお楽しみください。

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父の日のプレゼント

金曜日, 6月 24th, 2011

「父の日のプレゼントに台所片付けてあげようと思って」

マイコが言うので「えっ!」

ちょっとびっくり。

それって、母の日っぽいけど、片付けてくれるならシメシメなので、

?異議は唱えないことにした。

マイコはずっとうちの台所が汚いのが気になっていたらしい。

実家にいるときはなんにもしなかったのに、所帯を持ってから

?「もう、うちの台所ものすごく使いやすいのよ」と自慢げに言う。

?台所の寸法を測り、チャカチャカとネットで調べてゴミ箱を購入。

そして日曜日、掃除道具を持って現れたマイコは実にてきぱきと 片付け出した。

?私は主にゴミを捨てる役。

?井の頭に越してから20年間、日の目を見なかった食器などが白日の下に。

?頂き物のしゃれた紅茶の賞味期限は20世紀。

?「どんどん捨てちゃいな」

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半日まるまるかかって、仕上がった台所は床にも調理台にもなんにも置いていない。

?ゴミ箱もすべて収納されて、すっきりさっぱり。よそんちみたい。

?新しい台フキンがシンクにかけられ、まったくよそんちみたい。

一応父の日のプレゼントなので、内緒にしておいた夫も帰ってきてびっくり。

?でも 「うれしい?」と聞くと、微妙な感じ。

?「こういうの 普通母の日じゃねえの」

?「だって、母の日だと一年先になっちゃうもん」

?1週間たっても、台所に入るとよそんちみたい。

?ってことは毎日ちゃんと決められた場所に収納してるってこと。

おーい、マイコ! ママはがんばってるよ。

日曜は広島です。

父の遺産で鉄道好きの私は新幹線で行くつもり。

アルパークの平和猫展でアートパフォーマンスをやります。

お近くの方は ぜひ見に来てね。

きゅうり一本食い

金曜日, 6月 17th, 2011

気仙沼に行った帰り、東北道で一休みしたときのこと。

むしむしした日で、喉もからから。

サービスエリアの食堂で、浅漬けのきゅうりをくしに刺して売っていた。

「おいしそう!」

「飯を食う前に、そんなもの食べるのか?」という夫の言葉を尻目にボリボリボリ。

適度な塩味でジューシー なんておいしいんだ!

そばを食べ終え、もう一本。ボリボリボリ。

それからというもの、きゅうり一本食いにすっかりはまった。

塩でもんだり、浅漬けの元にちょっと漬けたり。

きゅうりにまったく興味のない夫も案外おいしそう。

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夏の味だねー。

きゅうり一本漬け、もっといろんなところで売ってたらいいのに。

売るといえば、猫の島の牡蠣先物買いの復興プロジェクト

考えれば考えるほどいいアイデアだ。

東北では他のもの、例えば魚や米、かまぼことかいろいろな産物をやればいいと思う。

寄附されるより、産地のプライドが生きる。

絶対に復興して、おいしいものを送ってやろうという励みになるに違いない。

先物買いをした人だって、楽しみにできるし、何年かたって送ってきた暁には

ああ、復興がなされたんだとうれしい気持ちになるだろう。

楽天なんかでそういうサイトを作ってくれるといいのにね。

イルガットと猫の島

金曜日, 6月 10th, 2011

ヨーヨーについてのコメント ありがとう!

懐かしく思い出しました。

キキはね、姉ではなくて(兄はいるけど、姉はいないの)母なのです。

『ヨーヨーの猫つまみ』の放映が決まると、料理好きな母は

もうすごく喜んで、たくさんのレシピを考えてくれたの。

でも年末の火事で放映を見ることなく、いなくなってしまった。

年が明けて、確か春からテレビが始まったのだけど、

ちょうどバブルがはじけたころだったので、スポンサーがつかず

一年たたずに終わってしまったのよね。

でもこうして、まだ覚えていてくれる方々がいるのはうれしい限り。

?ヨーヨーたちが住んでいたのは、イルガット。猫の島。

猫の島といえば、おとといの読売新聞に

‘復興誓う『猫の島』’という記事が出ていた。

石巻の『田代島』の漁師たちがカキ養殖施設などの被害復興のため

「カキのオーナーになって」と全国の愛猫家に呼びかけているもの。

この島は昔、養蚕業が盛んで、ネズミ退治のために猫がたくさん飼われていたんですって。

今はニンゲンよりも多いのよ。

おととしかな、夫と東北ツーリングに行ったとき、寄ってみたいナーと思ってたの。

カキも猫も好きなので、さっそく一口入りました。

でもカキが送られてくるのには4,5年かかるそう。

そりゃそうだ。復興には時間がかかるから。

興味のある方は「田代島 民宿 はま屋」で検索するとプロジェクトが出てくる。

島の猫たちはのんびりしててかわいいよ。

そのうち田代島に行って、猫を見たいな。

モエのダヤン特集

金曜日, 6月 3rd, 2011

今日発売の『モエ』七月号はダヤン特集だよ。

天使と悪魔のアベコベィビィだけど、その悪魔がかわいいの。

コミックの中でいたずら悪魔を描くのは ホント楽しかった。

もっと続けたいくらい。

?長編の中でもキマイラみたいな、悪いやつの心情を書いているとフデが進む。

しょせん主人公にはなれないけど、そこもまたいいんだよね。気楽で。

この特集の描き下ろしがあったり、イベントや遠出が続いたり、

絵本を描いたりと 四月、五月はほんとにめまぐるしく過ぎていきました。

忙しいといつもに増して、本を読みたくなるのが不思議。

ほんのちょっとの暇を盗んでは本を手に取ってるの。

本は瞬時に違う世界に飛んでいけるからね。

これって現実逃避かな。

音楽好きな人は忙しいと音楽聞きまくるのかしら。

明日は久しぶりに予定のない休み。

雨もふらなそうだし、公園で本を読もうかな。

あー 冬物入れ替えもしなきゃならないんだった。

ま、ひとまず現実逃避ということで。

ダヤンの森

金曜日, 5月 27th, 2011

去年の春からずっと続けてきた『ボルネオの緑を守ろう』というプロジェクト。

その中の『ダヤンの森を寄附したい』という計画をみなさんのご協力のおかげで

達成することができました!

ホームページにもアップされるけど、ひと足先にお知らせしちゃう。

三月、ちょうど震災があったとき、私はその森を見に行っていたの。

キナバタンガン川沿いの スカウという森の中のロッジに泊まって

小雨の中、悠々と流れる川を船で進んでいきます。

川の両岸には緑の森が続くけれど、川岸まで迫るパームやしのプランテーションも

見えてくる。

緑の回廊計画は 川沿いにある保護区、保存林の間にある土地(2万ha)を確保して

野生動物が自由に移動できるようにするものなんだけど、まだまだ遠い道のりです。

「このあたりですね」

大きくカーブを回ったところで船が止められました。

なんの変哲もない森だけど、ここはダヤンの森。

オランウータンや象にプレゼントすることができる森です。

ほんとはまだ寄附金には少々足りないけれど、このままでは誰かに買われてしまい

プランテーションになってしまいそうなので、先取りして手に入れた森です。

「上陸したい!」

といっても、川岸はつるつるすべる泥。

結局 私だけが上陸したものの、ジャングルが迫っているので

奥へと分け入ることはちょっと無理みたい。

ほらこんな感じ。油断すると滑り落ちちゃう。

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象の通り道にもなっているというすてきな森だよ。

みなさん、どうもありがとう!

その後に行ったタビンは、プランテーションと熱帯雨林が隣り合っているめずらしいところです。

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ここを舞台に 今『森の音を聞いてごらん』という絵本を描いています。

去年の『モエ』に描いてから、ずっと完成させたいなーと思ってたの。

だから、ボルネオでも森の中のいろんな音を聞いてきました。

森は音でいっぱいだよ。

九月には出版予定なので、どうぞお楽しみに。

来週、6月一日には久しぶりに新店がオープン!

立川のグランデュオ、六階でお待ちしています。

気仙沼の港

金曜日, 5月 20th, 2011

気仙沼で支援の仲立ちをしてくれていた方が、気仙沼をぐるりと案内してくれた。

実際にこの目で見るのは衝撃だ。

町へと走りだしたときは「ああ、けっこう片付けられてる。お店も開いてるし」

と思ったけど、気仙沼は坂の多い港町。

坂道をだんだん降りてきて、家の中を覗き込むと

まだまだ津波の爪あとはがっちり残っている。

なにより悲惨なのが港だ。

気仙沼湾にはもれた重油から火が回り、湾一帯が火の海になった。

火は次々に飛び火して、4日間燃え続けたそうな。

さぞかし活気があったと思われる魚市場のあったところは、

一メートルも地盤沈下して海水に浸かっている。

元の道に引かれた白線が水の下で揺らぐのが見える。

海には真っ黒に焼け焦げた漁船が何隻も浮かんでいる。

流されて陸に上がっている大型漁船。

さかさまになっている小型船。

船と何台もの車がからみあったまま、色をなくしたおそろしい塊になっている。

盛り土をした道以外の湾内はがれき、がれき、がれきの山。

「重機が足りなくて、順番にやっているっちゅうことだけど」

二ヶ月を過ぎてこのありさまならば、当時の悲惨さはいかばかりだろう。

助かった人だって「もうやだ!もうやめた!」って

心も体もへなへなと崩れ落ちてしまったことだろう。

でも人は生きるのを やめるわけにいかない。

どんなにひどい状況でも、立ち上がって歩き出さないとならない。

「魚市場を六月には再開するって言ってるけど、まず無理だろうな」

六月からはカツオ漁の最盛期。

あせる気持ちは泣きたくなるほどよく分かる。

そして無理を押しても再開という心意気が希望の灯だ。

震災後、気仙沼で解雇された人は四千人。人口七万五千人の町で四千人。

ほんとに国が早いとこ動いて欲しい。

希望の灯を消さないで欲しい。

興奮して長々と書いてしまいましたが、ここでご報告。

直営店などでみなさんにご協力いただいた店頭での募金

支援グッズを売ったお金、社内での寄附金

合わせて250万円を、今日日本赤十字に寄附しました。

別途、オンラインを通しての寄附金は『難民を助ける会』に

寄附させていただきます。

詳しくはホームページでごらんください。

みなさん、ご協力、ほんとにありがとうございました!

少しでも復興の手助けになってくれればと思います。

あともうひとつ。

新宿ラビリンスは今年で五周年を迎えます。

五周年でずっと前に頼まれて五レンジャーを描いたけど、

なんか元気が出る絵になったでしょ。

その記念サイン会をあさって22日、なんと猫の日に開催。

どうぞお出かけください。

気仙沼に軽トラを

金曜日, 5月 13th, 2011

長年わちで倉庫から倉庫への移動やイベント什器などを積んで働いてくれた軽トラ。

その後はマイコにもらわれて、結婚式の引き出物なんかを運んだり

日常の暮らしでも大活躍。

その軽トラを気仙沼に運んでいくことになりました。

被災地では流された車も多く、きっと役に立ってくれるでしょう。

革のデザイナーが置いていった原付とともに整備士がきちんと整備してくれ

タイヤも交換してくれたので安心。

もう一台バイク屋が寄附してくれるそうなので、軽トラにバイクを二台積んで、夫が運転。

私はジープに会社の人たちや友人たちが集めてくれた、いろんな物資を積み込んで行く

つもりです。

なんと革工房のアケミのお母さんは土建組合からまたもや靴を50足も

集めてくれました。

明日の朝早く出て行くけれど、事情がよく分からないから、到着は何時になるのかな。

けなげな軽トラくん、今度は気仙沼でしっかり働いてね。