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25年前の思い出話ーその?

金曜日, 12月 12th, 2008

店の準備は大変だったわ。
まずは外装、内装。あの頃は革人形にのめり込んでいたから、飾れるように、出窓をなるたけ大きくとってもらってね。天井が高かったから中二階を作ったんだけど、当初ははしごで登るようになってた。でも物を持って上れないもんだから、お茶なんかこぼれちゃって、すごく不便。その後ちゃんとした階段に直しました。
「店のシンボルを作ろう!」ってことで、包装紙を決める前日にダヤンを描いたの。
それからいろんなものを作ったり、必要なものを買い出しに行ったり。
とにかく店をやるなんて初めてだったから、てんやわんやよ。でもみんな若くて、パワフルだったからね。
開店前夜は大変だった。あーだこーだと夜中までかかって、店内のディスプレィ。
開店の日ははりきって、11時頃まで開けてたけれど、閉める間際に近所のカフェの人が買いに来てくれて、それがとってもうれしかった。
自由が丘はいろんなことの始まりで、ずっと私たちみんなの誇りだった。
今はもうあの頃のご近所はほとんどなくなってしまったけど、うちが25年続けることができたのはたくさんの人のおかげです。
ほんとにほんとにありがとう!

25年前の思い出話

金曜日, 12月 5th, 2008

ほんとは今もそうだけど、革のメーカーだったうちの本拠地が埼玉の鶴瀬だったの。
でね、もっとかっこいいところに直営店を出したくて、都内でずいぶん場所を探しました。
初夏の頃かしら、やっと自由が丘に場所を見つけて。
駅から五分くらい歩くんだけど、決め手になったのは大きな木がはえていたこと。まだ空き地だったから、設計の段階で混ぜてもらえるということ。
契約には娘の舞子をおんぶしていったのを覚えています。なつかしいなあ。
オープン前は大忙し。店長のゆめこちゃんとふうちゃんと三人でうちのベランダで看板を作ったり、椅子を作ったり。で、やっと12月17日にオープン。とにかく何でも手作りでした。
その手作りの伝統。今も自由が丘には脈々と生きていて、今月から始まる「13ヶ月のたからもの」のタペストリーなんかも全部手作りですって。引き継いでくれてうれしい。
17日にはウエルカムナイトパーティやります。オークションでも究極の手作り出るよ!
当時のお客様はもう少ないかもしれないけど、25年たった自由が丘でお待ちしています。
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ボンちゃん、くつろぐ

月曜日, 12月 1st, 2008

一月発売サンプルのくつろぎ猫セット。写真撮りが終わって、もらって帰り、ボンちゃん入れてみたところ… 見て?!このすばらしいくつろぎよう。 ヌヌヌヌーって手足を伸ばしたり、巣篭もりみたいに丸くなったり、どこもかしこもピッタリサイズ。 今までお気に入りだった段ボールなんか見向きもしない。
これ作ったのはガラス越しにアリの巣作りが観察できる「アリ伝説」なんていう、変わった商品を作ってる動物薬品というちょっと面白い会社。ダヤンのキャットフードもそこが作ってるのよ。
それにしても、こんなに気に入ってくれるなんて!持って帰ったかいがあるというものよ。
モエ今月発売号から、「ボンちゃん、ヤーイ!」っていう小さなイラストコラムの連載、始まります。
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秋の夜長に飲む酒は

金曜日, 11月 21st, 2008

お酒のおいしい季節になりました!
先週土曜は高校クラス会。
来年は還暦とあって盛り上がり(私はまだまだだけど)、わざわざ水戸まで「3年4組オリジナルビール」を造りに行ったのが一月前。
熟成のあげく、出来上がったビールはほろ苦い青春の味でした。
83歳になられる先生がラベルを考案。あの頃は国語の先生だったけど、今ではすっかり絵描きの先生。ラベルの中に高校のセーラー服が入っているのも懐かしい。
もちろんあの頃の歌も皆で熱唱。楽しかったー。
先日のブログで来年ダヤン25周年と書いたけど、1983年12月17日に自由が丘オープンでダヤンが生まれたわけだから、今年から来年いっぱいが25歳ってことです。
年号って分からなくなっちゃうね。
月曜のお休みには銀座でシルバージュビリーのお祝いに、
またまた絵描きパフォーマンス!

さて、どんな絵が飛び出しますか?乞うご期待だよー!
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シルバージュビリー!

金曜日, 11月 14th, 2008

来年はダヤン誕生25年!月日がたつのって早い。なんと四半世紀よ。
それにしても25ってなかなか粋な数だよね。アメリカでは25セントをクオーターっていうし、ローマ数字でも25はXXVといい形。
お祭り好きなわちふぃーるどではちょっと早めに25年を記念して、シルバージュビリーの商品がお目見えです。ジュビリーっていうきれいな言葉も25年と50年にだけ使われるお祝いの意味なのです。
先月高岡に取材に行ったのは、ホントに初期の頃からの商品で、今も気に入ってるダヤンぶんちんを作ったところ。シルバージュビリー商品のワインオープナー製作工程を見せてもらいました。
添付したのは携帯で撮った、砂型への流し込み。
長い柄のひしゃくで、750度に溶けたアルミ合金を、ひとりで掬っては走り、掬っては走り!
もうひとつはダヤンのワインオープナー、砂型です。
砂で型を作るって、砂のお城みたい。
アルミは熱のあまりピンクに光って、それはそれは暑くも美しい光景でした。
私たちの商品を作ってくれたのは、どこも高岡市内の町工場。高岡の町全体がひとつの会社のようで、とてもいい形態のものづくり。
なにより続いているっていうのがすばらしいね!
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ポップアップ完成間近、切り絵もできたよー

金曜日, 11月 7th, 2008

今週はいいことと良くないこと(どんなことかは内緒)が重なってハラハラどきどきの一週間。どきどきしながらも、机にしがみつくように絵を描き続け、ああ、ついにあとわずかでポップアップのすべての絵が完成します。ポップアップってまるで札入れみたいに、部品がいっぱいあるんだよ。今度のはポップアップアーチストの高橋さんも凝りに凝った飛び出し方。開くと紙で音が出る仕掛けもあるのよ。もちろん私も渾身込めて、描いて描いて、餅つきのように一枚づつ仕上げてきました。あと表紙の枠を描くだけ。出来上がるのは来年だけど、楽しみだなー。
そして切り絵第二段はもう出版。日曜の柏高島屋では切り絵の実演もしちゃおうかな。大野さんにも即興で切ってもらってさ。風邪はまだ微妙だけど、ぜひ見に来てねー。

黒猫カフェの里帰り

金曜日, 10月 31st, 2008

舞子が一週間の出張なので、カフェがうちに帰ってきた。おりしもらんちゃんも朝帰り。
みんなが集まってまるで法事みたい。さしづめらんちゃんは本家の大ばあちゃん。でっぷり太って貫禄たっぷり。複雑な過去がありそうね。
人づきあいも猫づきあいもへたなカフェはコムデギャルソンで黒尽くめ。でも粋なお姉さんと呼ぶにはちょっとトウが立ってる。
それでもせっかく老若男女寄り合ったのだから茶でも飲んで、昔話のひとつもすればいいのに、乱暴者のボンちゃんが何もかもぶちこわす。無礼なこねこに説教するでなくらんちゃんは又家出。カフェは舞子の部屋に逃げ込んで、相変わらず居間はボンちゃんの天下。
教育が悪かったのかしらと反省しつつ、気の毒なカフェと添い寝の毎日。仕事も猫の機嫌取りもホント忙しいってば。

猫がさわぐ

金曜日, 10月 24th, 2008

このところ、公園で猫たちが大騒ぎ。確かうちのらんちゃんが「ナオエ!」と鳴き出したのは春だったと思ったけど、秋にもその季節があるんだ。夏ごろにボンちゃんがふとんにおしっこをするようになっちゃって、ボンちゃんをくれた友人が言うことには「それはマーキングだよ。マーキングするようになったら去勢しないとだめ」「えー、もう?ちょっとかわいそうだなあ。いつ頃すればいいのかしら?」と聞けば「10月」ときっぱり。
10月に入ったら急に外に出たがるようになったので「もうそろそろしないとだめかなあ」と思って、猫のお医者に電話してみた。「4月生まれなら、ちょっと早いですね。12月くらいでいいでしょう」とのこと。
ああ、よかった。いつも悩むのよね。去勢にしても避妊にしても、なんだか一度もいい思いをせずに、とられてしまうのかと思うとあまりに気の毒。でもやらなければ、近所にも迷惑だろうし・・決断が引き伸ばされてほっと一息。そして公園の鳴き声にも反応しないボンちゃん、まだまだ子供でほんとによかった!
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キャッツシアターで見るキャッツ!

金曜日, 10月 17th, 2008

キャッツは何度も見ているけど、キャッツシアターで見るのは初めて。すばらしいね!劇場中が巨大なゴミ捨て場。大きなやかんや靴にギター。色彩も統一が取れているのに、これからサーカスかお祭りが始まるようなわくわく感でいっぱい。そして劇場内のいたるところから猫たちが現れてくる。しなやかに踊る猫たちの動きはいたってなめらかで、これは人なのか猫なのか?人の体というのも改めてきれいなものだと思う。内容は今までと同じなのだけど、まるで箱ぐるみが歌って踊る立体絵本!とても美しい。
キャッツは11月でちょうど25周年を迎えるんですって。ダヤンも今年から25周年目に突入。思えば、初めてキャッツを見たのはダヤンが生まれてまもなくの頃。一緒に育ってきたと思うとますます親近感を感じちゃう。
そして来年キャッツは千秋楽を迎えるとか。まだご覧になっていない方、キャッツシアターで見るキャッツは格別だよ!
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黒部のトロッコ電車

土曜日, 10月 11th, 2008

来春モエの取材で、再び富山県の高岡へ。25周年記念ワインオープナーの流し込みや鋳物の製造過程を見せてもらった。とろりと熱いキラキラのアルミを大きなひしゃくで砂の型に注いでいく様子はすごく面白い。
さてたたらの町を後にして、今日は黒部峡谷鉄道、トロッコ電車に乗っちゃった〓一度乗ってみたかったけど、絶景!まるでフィヨルドだね。
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