4期アニメでダヤンの家に遊びに来る仲間がだんだんマイナーキャラになってきた。
今まであんまり描いたことがないハビーの後姿とか、上を向いたワーピーとかの
作画依頼が来る。
大作を中断して今日もひと仕事。
これを元にして動かすんだよ。
アフレコに間に合わせるようにもうじき監督が取りに来る。
おかしなキャラが出てくるアニメは短編ならではで、案外楽しいよ。
さてやっかいな大作に戻りますか。
来年はダヤン誕生35年。
きれいにして記念の年を迎えるために
久しぶりに自由が丘店を改装します!
自由が丘が出来た時にダヤンが生まれたわけで、
来年の12月が本当の35周年だけど、いいことは早くやった方がいいもんね。
長い年月で看板なんかもずいぶん傷んでいる。
あの頃は全部手作りで看板もジグソーで切って塗ったものだった。
その伝統は今も引き継がれ、手作りディスプレイやプレゼントは
自由が丘名物になっている。
18日からの改装記念イベントにはスタッフ手作りディスプレイの
チャリティオークションなんかもあるよ。
18日当日にはサイン会やお宝いっぱいのジャンケン大会。
不穏な天気予報だけど遊びに来てね。
雨なんて無視して楽しくやろう!
コーラルウェイ’新風号(11月12月)が送られてきた。
ダヤン台風みたいでかわいい!
たいていの人は南大東島というと台風のニュースを思い出すでしょ。
ちょうど行ったときも台風接近中でね。
岩をくりぬいて作ったステキな天然の海軍棒プールも波で覆いつくされている。
荒れる海を眺めながら、波にもまれて泳いでみたかったけど・・
「危険だから絶対ダメッ!どんな上手な人でも流されますよ」と止められた。
「あっこさんはそこにいて」とカメラマンの横塚さんは高台から写真を撮り、
私はカンカン照りの中で描いていたらつい夢中になって・・
「あっこさんすごい汗!ごめんごめん」と横塚さんがタオルを持って飛んできた。
自分では気づかなかったけど、汗をダラダラ流しながら描いていたらしい。
熱中症には気をつけないとね。
描けた絵はのんきなこれ。
めったに目にすることのない絶海の不思議な島を知りたいならJTAに乗ろう。
機内誌の‘コーラルウェイがもらえるよ!
ハロウィーンは年々盛り上がっているね。
融通無碍の日本ではいろんなお祭りをスラスラと取り込んで楽しんじゃうけど、
わちふぃーるどでも今夜はハロウィーン。
オルソンさんのかぼちゃ畑ではカボチャたちがマーシィとシームをからかっているかな。
ハロウィーンは仮装大会のようだけど、地域によっては亡くなった人が家族を訪ねてくる日。
日本のお盆のようにね。
スペインの田舎町に行ったときには、町中の人がお墓を真っ白に磨き立てて
花を飾っていた。
さて、明日から始まる博多阪急のまるごと猫フェスティバル。
私は3日金曜日に行って、トークショーとサイン会をやります。
ハロウィーンだからダヤンを仮装させようと思って、猫てんにしたけど、
猫フェスティバルだったね。
中身は同じなのでご容赦を。
夕方はキャナルのわちにも行きます。
次の日は小倉のジャングルキャット。
お近くの方は遊びに来てね!
今は平和になったわちふぃーるどで楽しく誕生日を祝ってもらっているかな?
ジタンという猫が私の中で大きく膨らんだのは、長編物語を書いた時。
それまで謎の猫という漠然としたくくりの中にいたジタンが動き出した。
1巻はそれまでのおさらい的な物語だったけど、2巻の「ダヤンとジタン」を
書き始めるとき、最終巻までのあらすじを作った。
そしたら全体を通しての主人公はダヤンだけじゃなくて、
まさにダヤンとジタンだったのね。
気の遠くなるほど長い間、わちふぃーるどへやってくるはずのダヤンを待つためだけに
生きてきたジタン。
そんなジタンという猫の気持ちを思うと泣けてくる。
だからってわけじゃないけど、私はジタンの絵の中でこの絵が一番好きなんだ。
私は月が大好き。
思えば月はわちふぃーるどのお話の中で大きな役割を持っている。
わちふぃーるどとアルスを結ぶ道のひとつはシュービルさんが抜ける月。
‘イワン初めての旅’では郵便鞄に入り込んだ赤ちゃんイワンを連れて月を抜けるし、
‘ダヤンとジタン’では月を抜けて針モミ林をアルスからわちふぃーるどに移す。
‘ダヤンと銀の道’では赤ちゃんダヤンがカタツムリの後をついて
月を抜けようとするけど、もうちょっとのところでお母さんのところに帰っていく。
月ってすごく想像力をかきたててくれるんだよね。
満月はあさってらしいけど、今夜は中秋の名月。
真ん丸ちょっと前の月も風情がある。
雲が晴れて月がお出まししてくれますように。
旅の最後は森と音楽の都ウィーン。
もう40年以上前、旧ソ連時代にモスクワでロシア語夏季講座に一緒に参加した
古い友人のお宅に泊めてもらった。
さすが何世紀にもわたって大帝国を統治したハプスブルグ王朝。
旧市街にはいたるところに華やかなハプスブルグの痕跡が。
カフェ文化もウィーンが発祥で、旧市街には古いカフェやレストランがいっぱいだ。
これは12人の仕掛け時計で、12時になると歴史上の人物が12人次々に現れてくる。
かのマリア・テレジアも出てくるよ。
まるで公認ガイドのような詳しい説明を聞きながら、旧市街をぐるぐる歩き回った。
ヨーロッパの歴史って入り組んでいて面白いねー。
上手に書かれたハプスブルグの物語を読んでみたくなった。
ベートーベンやシューベルトのお墓もある。
ベートーベンにあこがれたシューベルトはどうしてもそばに埋葬してほしいと言ったんですって。
音楽の都らしく、最終日にはオーボエとピアノの夕べを聞きに行った。
オーボエ奏者がいい顔をしていたので、さっそくスケッチしてうまく描けたけど、
写真も撮らず差し上げてしまったのでお見せできず残念!
市内にはゆるやかなカーブを描いてドナウ川が流れ、北の丘陵には広大なウィーンの森。
ブドウ畑が広がり、今の時期はワインになったばかりのブドウ酒を味わえる。
カンパイ!ウィーンにさよなら!