先週木曜、武道館で開かれたジャパンプレミアに行ってきました。
監督始め登場人物勢ぞろいで(アスランは来なかったけどね)とても華やかに幕が開きました。
ルーシィ役のジョージーはせっかく覚えてきた日本語の挨拶を忘れて壇上で泣いちゃったの。
だけど映画の中のこの子はすばらしかった!
見かけがかわいいというより、まっすぐで正義感の強い心根までが伝わってくるよう
な素の子どものかわいらしさで、むしろ本よりも生き生きしてたくらい。
兄弟全員、それにタムナスさんもぴったりの配役だったけど、
もうひとり特筆すべきは魔女役のティルダ・スウィントン。
信じられないほど小さな顔に太くて長い首、退屈そうな口元。
なあんて魅力的なんでしょ。ああ「魔術師のおい」の魔女が見てみたい。
気に入っている本が映画になるのはちょっとこわいものがあるけど、今回の映画は本当にポーリンペインズの挿絵そのままの情緒があった。
特にルーシィが衣装ダンスに入っていくところから、タムナスさんと傘を差して
雪の中を歩いていくシーンなんかよかったねえ。
後半の戦闘シーンでは、セントールが人っぽすぎて不思議な生き物感がとぼしかった。
アスランの動きはライオンそのもの。CGの技術はすごいね。
この技術があればいつの日にか、毛並みをそよがせてヨールカの魔法の扉から飛び降りる
ダヤンの映画ができるかも。できたらいいなあ。
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ナルニア見てきました!
月曜日, 2月 20th, 2006終わったぞー
水曜日, 2月 15th, 2006ついにクレイボードすべて仕上がり「ダヤンとフールスディ」の入稿を果たしました!
思えばこのブログ第一号も「やったやった」の題で「ダヤンと風こぞう」の入稿から始まったものでした。
あれは10月だったかな。他の仕事もあるにしてもほぼ4ヶ月。
その間、悲喜こもごもの出来事がありました。
激動の4ヶ月で結構辛い時期だったけど、今は本が終わっただけじゃなくいいことがあってすごくうれしい。
この長い人生で学んだことはうれしい時には迷わず喜んでおくこと。
だってその後悪く転んだにしても思い切って喜ばないと損だもんね。
このところ暖かくって春も近づいた気配。
いいことずーっと続くといいなあ。
新作絵本どうぞお楽しみに。今度の絵本の影の主役はイワンだよ!
今度は制作ご紹介
木曜日, 2月 9th, 2006革製品を企画して作っているのは制作部。
自社工場もあって革小物のほとんどはメイドインチャイタマなのだ。
一階の棚には皮がどーんと積まれ、裁断機や熱押し機が並んでいる。
三階ではミシンがシャカシャカと小気味の良いリズムをとって、木槌を打つトーントーンという音は四階で仕事をしていても聞こえてくる。
私の大きい方のアトリエの向かいの部屋ではデザイナーが賑やかに仕事をしている。
制作はデザインだけでなくまさに実際の制作もしているわけだから座ってばかりでなく皮を運んだり裁ったりと結構重労働だ。
だからというわけではないけれどずっと男性メインだった制作部。
ひとりはもうじき新しい人生に踏み出していくことになっていてそれは淋しいことだけど、他の部署からも制作に加わって今年からは新生制作部の発足になる。
職人かたぎの男性に女性パワーが加わってわちふぃーるどの革を守っていきます。
アトリエちょっと落ち着いた・・かな?
金曜日, 2月 3rd, 2006日曜日に
火曜日, 1月 31st, 2006横浜のナイスに行った。もう26年続いている革製品の店でずっとわちふぃーるどの製品を置いてくれている。昔は材料も売っていてダヤンが出る前からのおつきあいだ。
そのお店が一月末(今日!)で閉店なので歴代の店長が集まるということになり、私も声を掛けてもらった。店はお客さんで賑わっていて皆残念がっていた。
手作りの皮にこだわってこつこつ作っている人たちを大事にしているお店がなくなるのは本当に残念。
(平塚、茅ヶ崎、静岡のナイスはまだ続いてます)
ナイスばかりでなくうちもそうだけど、風変わりで独特の個性をもつ店舗がこの頃敬遠される傾向にある。
チェーン展開をしていく大きな店ばかりになっていくのはつまらないよね。
商店街がさびれていくことやビルが皆同じようになっていくことは長い目で見るととても惜しいことだ。
なんてったって商売は文化だから、26年かけてナイスさんも横浜で人の心に残る文化を作って来たということ。
うちもこだわった物づくりを忘れず文化に貢献するつもりでがんばります!
今日からアトリエは大賑わい
木曜日, 1月 26th, 2006彫って彫ってまた彫って
金曜日, 1月 20th, 2006毎日毎日彫りに彫っている。
すべての絵を白と黒に置き換えていくのは難しいけど、面白いといえばこんなに面白いことはない。
もう家に帰ってテレビを見ていても人物などを白と黒に置き換えている。
だんだん慣れてきていてもどうしたらいいかパニックになることもある。
それでガシガシ闇雲に彫って、案外思わぬ効果があがったりもする。
ニードルのようなクレイボード専用の刀の他に皮版画で使っている彫刻刀も使うようになった。
うまくいっている・・と思う。もう三分の一を越えた。
来週は折り返し地点だ。なんとか間に合うといいが。
終わると手は刀を持ったまま固くなり、顔は鬚がはえたようにくわんくわんになっている。
綿のように疲れ、毎日夢も見ずに眠る。
早く終われ!と思うと共にいつまでも終わるな!と思う。
「リアル」は面白い!
火曜日, 1月 17th, 2006美容院に行くのは密かに好きだ。ちやほやされつつ公然と本が読めるからね。雑誌は苦手なのでいつも単行本を持っていくのだけど行きつけの美容院が漫画を置くようになった。
そこで読んだ「リアル」のなんとすばらしいことか。井上雄彦の絵は「バガボンド」でもすごかったけど、これはストーリーも登場人物もいい。あさのあつこの「バッテリー」を思わせる意地とプライドのある若者たち。漫画もここまで来たかって感じ。みなさん、どんどんいい漫画を読みましょう。
そしていい音楽も聞こう!このブログで紹介してきた「タシル 風バンド」のインターネットリリースが始まりました。1月は無料でダウンロードできるそうです。「くり子」で検索をかけると出てきます。http://www.mf247.jp/だよ。