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ダヤンの森!

金曜日, 8月 27th, 2010

ホームページや『モエ』でずっと言い続けてきた『フォレストベイビー』

売り上げの一部を、ボルネオの森を守る「緑の回廊計画」に寄付いたしました。

これもみなさまのご協力あってのこと。

ありがとうございました!

今までの分で1,5ヘクタールの森を買えるほどの金額です。

ところが、どっこい!

今、売りに出されている森はなんと、2,68ヘクタール

その森はキナバタンガン川沿いで、テングザル、ボルネオ象、オランウータンなどがたくさん生息している場所です。

しかも!

そこを購入できると、『ダヤンの森』と名づけることができるのです。

名づけたから、どうということはないのですが、ご協力頂いたみなさんに、ひとつの形として見てもらえることになります。

そしてなんだかうれしい。

だから

もう少し、少なくとも年内いっぱい、この計画を続けようと思います。

どうぞ、ご協力のほど、よろしくお願いします!

そして

『ダヤンの森』ができた暁には、みんなでキナバタンガン川に行こうではありませんか。

『モエ』綴じ込み絵本『森の音を聞いてごらん』の絵は、この川沿いや支流での光景を描きました。

くわしい場所などはホームページに掲載していますので、どうぞごらんください。

この夏、義母が94歳で逝きました。

動物が大好きな人でした。

とりわけ、猫と猿が好き。

意識があったら、ボルネオで間近にオランウータンを見た話をして、喜ばせたかったなーと思いました。

長編 完了!

木曜日, 8月 12th, 2010

いろんなことがあって、ずいぶん長くかかっちゃったけど、ついに長編を書き上げた!

版元とも打ち合わせして、これはいっそ外伝としてではなく、新たなスタートにしようかという話も出ました。

だから、題名も変わるかも。

でも内容は変わらないよ。さらわれたバニラを取り戻すため、トール山の洞窟、クラヤミの国に出かけていくダヤンとジタンの冒険物語。

私の中でひっかかっていたジタンのことも書けて、よかったー。

これで、絵本も物語りも憂いなく続けられます。

長編って書くのは大変だけど、終わると何事かを『なしとげた!』気分。

さあ、これから表紙や挿絵にはいるけど、挿絵も今までと、変えようかと思っています。

エッチングをやるには、大船に通わなきゃならないし、今の私には無理だしね。

思えば、旧型のべスパで大船に行ったとき、第三京浜で危うくコケそうになったこともあった。80キロくらいで走ってたら、いきなりエンジンが止まっちゃったのよ。ブルル・・

まあ、それはいいとして、新たな画材を考えるのは楽しみでもある。

モノクロだから、ペンか鉛筆か筆かで、選択肢はあまりないけどね。

絵の作業がうまく進めば、11月には出版の運びとなります。

請う、ご期待!

夏のごちそう

土曜日, 8月 7th, 2010

夏のおいしいものといえば、スイカにビールにかき氷。

とうもろこしに冷奴。冷たくって、つるつると、喉ごしのいい冷ソーメンだね。

仕事に行ってると、なかなか食べられないソーメンだけど、このところ毎日のように食べてます。

それは仕事を、家でしてるから。

元々、長編の大詰めは家でやることにしていたけれど、怪我した今となっては、好都合。

どうも物語を書く仕事だけは、ひとりにならないとダメなのよ。

よく小説家が、雰囲気のある旅館なんかで缶詰めになるというけれど、それはなんだかうらやましいけれど、そんな身分でもないので、私は自分で自分を缶詰めにするわけです。

缶詰めになると、昼にソーメンが食べられていいわ。

何年も前からたまっていたのを、じゃんじゃん消化しています。

ソーメンは置くと熟成するから、古い方がいいって聞くけど、ほんとかしら?

何年前まで、食べていいのか、誰か教えてほしい。

リハビリテーション・コツ・コツ

金曜日, 7月 30th, 2010

というように、日々リハビリに励んでいます

「振り子運動の上手な人を久しぶりに見た」とほめられたので、はりきってぐるぐるまわしています。

なんでもほめられるとうれしいものね。

夜、ふと目覚めた時など「オモイ」「イタイ」と肩が苦情を言っているようで、寝られなくなっちゃうのも、だいぶ和らいできました。

昨日、地下鉄で出かけて、はじめて席を譲られちゃった。

これもうれしかった。

もう顔も洗えるようになって、いろんなことがちょっとづつ出来るようになっています。

今は長編の文章を打つのに、が打てなくて困っています。

でもそれも、じきにできるようになるでしょう。

何気なくやっていたことでも、体中の協力があってのことだったんだね

明日は河口湖に社員旅行。

参加できそうで、よかったー!

退院しましたー

金曜日, 7月 23rd, 2010

事故ってから、もうじき二週間。

その間、入院、手術、そして退院と長い時間がたったような気がします。

でも、とにかく手術は一番簡単な方法(ってわけでは、もちろんないんでしょうが、切るのを最小限に抑えた髄内釘というやり方)でうまくいき、順調に治ってきているようです。

レントゲンで見たら、ちゃんとねじの切ってあるボルトが何本も入っていた。

現代医学ってすごい!先生ありがとう!

でもね、肩の骨って、折れやすいんだって。普段あんまり支えるものがないから。

特に今年は肩骨折がはやっていると、リハビリの先生が言っていた。

骨折にもはやりとか、あるのかね。

それにしても毎日暑い。

今日は鶴瀬の仕事場に来てるけど、クーラーが壊れて、蒸し風呂地獄です。

これから、リハビリがんばります。

ご心配や励ましのコメントありがとうございました

またもやバイクで転倒

金曜日, 7月 16th, 2010

日曜は富士山周遊ツーリング。朝のうちはいい天気。木ノ花美術館のオルソンのいちごでブランチなんかして、快調な滑り出しだったけど、だんだん雲行きもあやしくなって…富士山五合目への道は霧と雨でコワイよー。
山中湖からの道志道も雨、アメ、雨。
やっと峠を抜けて、町中に出たところで転倒!

今度はちょっと重症で、左肩を骨折。
ただいま入院中です。
しゅん…

なつかしのアリエッティと小人文学

金曜日, 7月 9th, 2010
『借りぐらしのアリエッティ』試写会、見てきました。

原作とは違うけれど、無理ない設定で背景も美しく、面白かった。

原作はメアリ・ノートンの『床下の小人たち』なつかしいなー。

これに続く『野に出た小人たち』『川を下る小人たち』まで読んで、すごく面白かったのを、

学校の図書館のほこりっぽい匂いとともに思い出す。

その後にも『空を飛ぶ小人たち』が出て、出版社の人にきいたことでは、

なんと80歳のときに新作『小人たちの新しい家』を書いているということ。

なんて、はげみになる話でしょ。

小人文学でいえば、佐藤さとるの『誰も知らない小さな国』をはじめとするコロボックルのシリーズもよかった。

アリエッティの家族やコロボックルのせいたかさんなど、周りの人物設定がしっかりしていると、ファンタジーに厚みが出る。

そういえば、指輪物語の前作『ホビットの冒険』も小人文学といえるね。これも小人それぞれの特徴があって、面白かった。

あとは文学とはいえないかもしれないけれど、小人たちの暮らしを描いた『ノーム』。

美しい絵に惹かれ、まず英語版を買って、やっぱり意味が知りたくて日本語版も買っちゃった。

アリエッティを見て、また小人文学に興味がわいてきました。

『床下の小人たち』のシリーズも、もう一度読んでみようっと。

七月七日のダヤンの誕生日、もう過ぎちゃったけど、お祝いのコメントありがとうございました!

猫を洗おう

金曜日, 7月 2nd, 2010

?梅雨でじめじめして、いやね。

猫もしけって、抜け毛が舞っている。

「そうだ、猫を洗おう!」

猫を洗うのは、引っかかれて痛いし、なかなかおっくうなものなので、思い立ったが吉日です。

夫はもう風呂に入っちゃったけど、もう一度入ることにして、猫をつかまえようとするものの、危険を察知して逃げ回るボンちゃん。

やっと捕まえて、風呂につかっている私に渡します。

猫を抱えて、お湯にズブズブ沈んでいくのは、ああ、快感。

どんなに暴れていても、いったん風呂に沈めれば、観念しておとなしくなるのは、どの猫もいっしょ。目なんかつぶっちゃって、温泉気分だね。

そして猫シャンプーの泡風呂です。

風呂上りの猫はいい匂い。

外暮らしのらんちゃんも洗いたいなー。

だけど、このごろのらんちゃんは怖いから。

うんと気力のあるときにしないとね。

話はぜんぜん違うけど、今度の日曜は銀座阪急で、デッサンパフォーマンスとトークションを開催。

テーマは『ボルネオの森を守ろう!』 よ。

ご用とお急ぎでない方は、どうぞお越しください!

トール山の洞窟と秋吉台

金曜日, 6月 25th, 2010

さあ、発売前の大公開だよ。

長編外伝『ダヤンとふたりのジタン』、第二部の舞台となる洞窟見取り図がこれ!

『ダヤンと王の塔』を書くとき、城の模型を作ったように、今度は洞窟断面の見取り図を描いてみました。

ファンタジーって基本が作り話だから、できるだけ整合性を持たせないと、いかにもうそっぽくなってしまう。

案外苦労するものなのです。

そして、より現実感を出す・・というより、まあ、自分が自信を持って書けるように、せっせと洞窟探検をしているわけです。

面白いしね。

ってなわけで、山口まで出かけ、洞窟の本にたーくさん出てくる秋吉台の鍾乳洞も巡って参りました。

これが有名な、秋芳洞の黄金柱。

やっぱりすごい迫力です。

秋芳洞、しゅうほうどうではなくて、あきよしどうと読むようです。

昭和天皇が皇太子のときに、名づけられたんですって。

ここは他にも百枚皿など見所がいっぱい。

天井も高く、豊富な地下水で急流や滝、淵と曲折に富んでいるところはとても参考になりそうです。

秋芳洞、景清洞、大正洞と三つの洞窟を巡って、一番気に入ったのは景清洞。

途中までは灯りがあるけれど、その先は真っ暗で、これぞ洞窟探検。

入り口で懐中電灯のついたヘルメットや長靴を借ります。

なんてったって、物語の中では電気なんかついていないからね。

始めはたいまつを持っていたとしても、いつまで持つか分からない。

ちなみに懐中電灯を消してみたら、ひゃー、こりゃ参る。

方角もまったく分からない。パニックになりそうです。

ここにひとりでライターだけ持って、届けもなく入洞した人が、三日後に助け出されたそうですが、すっかり参っていたとか。

ひざの上まで水に浸かって、その先に行くのは断念。残念・・

一緒に洞窟に入ってくれたのは秋吉台科学博物館の学芸員の方。

今回は科学博物館にとてもお世話になりました。

鍾乳洞と鉱山が同じ場所にあってもいいかとか、自主発光できる生物についてとか、色々聞くことができた。

この方はこうもりの研究をしているところもすばらしい!

こうもりの発する超音波の鳴き声を、人の耳でも聞くことのできるよう変換する装置も装備していて、こうもりについてたくさん教えてもらった。

はるか昔、遠い海でサンゴ礁として誕生した秋吉台。

なんと三億五千年前というから、気が遠くなりそう。

それだけの年月をかけて、地下には無数の鍾乳洞が発達した石灰岩の台地となったわけです。

洞窟探検もさることながら、どこまでも続く、夕暮れのカルスト台地をはろばろと見晴らしていると、浮世のことなどケロリ忘れてしまいそう・・

アニバーサリーの絵

金曜日, 6月 18th, 2010

デザイナーのコンピューターをマックからウィンドウズに変えるので

朝からアトリエはわさわさしている。

私は元々ウィンドウズだし、かかわっても役に立たないので、

自分の仕事に没頭。

今は長編を中断して、アニバーサリープレートの絵を描いている。

毎年秋に描きおろすイヤープレートだけれど、今年から趣向を変えて、

五年連作で『タシルの情景』を描いていくつもり。

しかもイングレーズという、美しく優雅な絵付けにするために、

ペンで描くことにした。

長編の挿絵もペンに変えてみようかなと思っていたので、ちょうどいい。

ちょっとくどいけれど、新しい感じに仕上がったー。

今度はナンバリングもできるので、秋をどうぞお楽しみに!

梅雨に入って、蒸し暑いお天気が続いていやね。

明日は伊東へツーリングの予定だったけれど、やっぱり雨の模様。

あさっての有隣堂もあるし、車にしようかな。

明日もあさっても晴れますように・・・って、ちょっと無理かしら。