雨に煙る蓼科から八ヶ岳を抜け清里で黒井さんの絵本ハウスと絵本ミュージアムにも寄って帰ってきました。
蓼科ではもう朝から晩まで物語の制作三昧。制作といっても絵のように手や体を動かすわけでなく、頭の中に浮かんでくる物語の糸をつかまえて、こんがらないよう苦労してつなげていくだけなわけだから頭とコンピューターをたたく手以外はほとんど動かさない。地蔵のように静かにしてるものだから開いた窓からチイジャッジャと鳥がのぞくほど。でも頭の中はフル回転で、作っている物語の舞台が映画のようにいろいろな角度から見えてきたらしめたもの。とにもかくにも家でいえば土台にあたるものは出来上がった。これからちゃんと快適に住めるよう整えなくちゃならないけどね。
今度の巻で長かった物語はいったん終わりを迎えます。
でももう一巻書き残した物語を作るつもり。これはまだ筋は言わないよっていうか考えついていない。
なんのおみやげもないけど、しめったカラマツ林お届けします。いい匂いなんだ、これが。