長編第6巻の題名は「ダヤンと王の塔」今回の舞台がタシル城となるため、書き始める前に私は考えた。「そうだ!城を立体で作ろう」なにしろ20年のながきに渡ってわちふぃーるどを作っていく間にタシルの街もダヤンの家も微妙に始めと違ってきている。今度こそ!と思ったけれどなかなか時間がない。そこで妹のふうちゃんに頼んだところ、快く引き受けてくれた。実際の城を見にドイツにも一緒に行ってるし、共にわちふぃーるどを作ってきたわけだから適任。ふうちゃんは今までの話で城の描写部分を抜き出し、途中まで出来ていた原稿も書き出して、見事にタシルの城を作ってくれた。おまけに平面図まで。書くにしても描くにしてもなあんて便利!
ただ材料がフィギィア原型用の粘土だったため、乾燥が早い。ほっておくと乾いてポロポロ崩れ落ちてしまう。まさに今回予定していた題名「塔の崩壊」そのまんま。蓼科にも持っていき、今も挿絵で重宝しているけど、このまま崩れてしまうのはもったいないので、水をやったり濡れタオルで包んだりと大事に保存している。ほんとはジオラマ作っておくといいんだけどね。