「あらしのよるにの歌舞伎が東京に来るから見にきてよ」
きむらゆういちさんに誘われて、歌舞伎座に行ってきた。
はて、絵本が歌舞伎ってどんな感じになるんだろ?
どっこい、そんな心配も何のその。
休憩入れて3時間半、全く退屈させず、すっごく面白かった!
獅童のガブがすばらしい!
歌舞伎って敷居が高くて、いまいち何を言ってるのかわかりにくかったけど、
セリフ回しもはっきりと、しかも原作の雰囲気をこわさない。
今の歌舞伎はサービス満点、お客を喜ばすシーンも盛りだくさんだ。
ガブがメイを山に連れて行くのに「抜け道を通りやしょう」と言って、
客席の前をムリムリ抜けていく。
メイは「ご迷惑なんじゃ・・」なーんて言いながら、お客の膝に座っちゃったりして。
お囃子の人たちも冗談を入れたりするけどそこは伝統芸能。
節度もあって、品がいい。
先入観にとらわれないで、いろんなものを見聞きしよう。
ダヤンも歌舞伎になったら楽しいだろうなあ。
今度の日曜は木ノ花美術館で灯篭のワークショップがあるから、
遊びに来てね!