今は平和になったわちふぃーるどで楽しく誕生日を祝ってもらっているかな?
ジタンという猫が私の中で大きく膨らんだのは、長編物語を書いた時。
それまで謎の猫という漠然としたくくりの中にいたジタンが動き出した。
1巻はそれまでのおさらい的な物語だったけど、2巻の「ダヤンとジタン」を
書き始めるとき、最終巻までのあらすじを作った。
そしたら全体を通しての主人公はダヤンだけじゃなくて、
まさにダヤンとジタンだったのね。
気の遠くなるほど長い間、わちふぃーるどへやってくるはずのダヤンを待つためだけに
生きてきたジタン。
そんなジタンという猫の気持ちを思うと泣けてくる。
だからってわけじゃないけど、私はジタンの絵の中でこの絵が一番好きなんだ。