今も革屋だけど、絵を描く前は革人形をライフワークにしようと
思ってたくらい、革は面白い。
今回はジオラマ‘革の街角音楽会’と‘こわい本の劇場’を作り、
前に作った‘フォーンの森のファニィ’もリニュアル。
この作業過程はずいぶん載せたから、新しい冒険地図を描いた羊皮紙について語ろう。
‘紙とつくけど、羊(または他の動物)の皮を木枠に張って限界まで伸ばし、
ナイフで削って薄くして乾燥させたシート状のもの。
植物の繊維をからませた「紙」とは根本的に違い、
皮でありながら紙のように張りがあり、
かつインクや絵具のしみこみが紙よりも少ないため、
顔料がくすまず鮮明な色彩を保つ。
きちんと管理すれば羊皮紙に書かれた文書や細密画は
1000年以上も本来の色彩を保ちながら残ることができる。‘
以上の文言は羊皮紙を仕入れて、最後の仕上げをしてくれた
「羊皮紙工房」のサイトから引用。
興味を持たれた方はサイトを覗いてみて。
でも羊皮紙に地図を描くのは苦労した。
部位によってだけど、何度色を入れても逃げてしまう。
私は筆が早いのだけれど、ずいぶん時間をかけて作った作品。
革作品は細部までじっくり見てほしい。
そして革の面白さを知ってほしい。
今日は夕方からTBSラジオ、アフターシックスジャンクションに出るよ!
時間があったら聞いてね。