8年ぶりの長編新作が届いた!
角度によって色を変える、見たこともないほどキラキラの表紙は特殊印刷。
おかしなことが次々巻き起こる、へんてこりんな中身にはぴったりだ。
帯を外すと浮き出てくる背表紙のダヤンも必見だよ。
さて、どんな話かといえば・・
夢は昼間の残り物。
オットーさんが持ち帰った様々な物をヒントに、ダヤンは奇妙な夢の世界に入り込む。
死の森の魔王に魔法のランプに閉じ込められていた夢の魔物モス。
モスの策略でダヤンの夢にぞくぞくと集められるタシルの仲間たち。
夢の店で買った夢のアイテムでそれぞれの本性が現れるのがおかしい。
さらにバニラの守護神キマイラ、ダヤンの夢が大好物のバクもやってきて・・
ダヤンの夢に呼び寄せられたものたちは夢から脱出しようと協力する。
大物でも悪者でもなかったのに、夢の力でどんどん巨大化していくモス。
バニラへの愛の葛藤の中、守護神たることを選ぶキマイラ。
相変わらずのほほんとしながらも、仲間のために何とかしようとするダヤン。
さあ、みんなは無事に目覚めることができるかな?
何でもアリの展開は夢ならではで、書いていくのがすごく楽しかった!
前にも触れたけど、ゴーリー調の挿絵もお見逃しなく。
くどくど描きこむペン画は意外と性に合っている。
表紙と挿絵二枚はエッチング(銅版画)だよ。
ま、パッと見はわからないだろうけど、線がピカリと光ってる。ナンテネ。
書店での販売は閉まっている店舗も多いらしく、5月20日とずいぶん延びてしまった。
でも開店しているわちの店舗とオンラインでは先行販売。
アマゾンでも予約受付中。
家で過ごす友にピッタリなのはなんたって読書。
ぜひ読んでみて!そして感想を聞かせてね!