「肱川あらし」をご存知かしら?
大洲盆地で発生した霧が「白い龍」のごとく激流となって
肱川を駆け下っていく。
様々な気象条件が揃わないと発生しない大自然のスペクタクルだ。
先日“出そう!”という情報を頂き、伊予大洲に出かけた。
実は来年書く小説に白い龍を登場させたくてお願いしていたのだ。
一日目は残念ながらお出ましはなかったけど、
代わりに朝の便で青島へ行くことができた。
猫の島、青島は島民5人に猫120匹。
でも・・「あれ?いつもよりずいぶん猫が少ない」
肱川あらしと青島の情報をくれた小野さんは心配そうにつぶやいた。
それでもエサ場に集まってきた猫は総勢50匹ほど。
夕方の便までまだ時間はいっぱいある。
2018年に避妊手術を施され、サクラ猫となった猫たちを
どんどんスケッチ。
“AOSIMA NECOLLAGE”の出来上がり!
後日、テレビでも放映され、小野さんからも連絡があったけれど、
猫カゼをひいた猫たちは廃屋で長期間寝ていたそう。
よかった、よかった!
そして、翌朝。
ついに「肱川あらし」を見ることができた!
暗い山間に現れた「白い龍」は刻々と姿を変えつつ河口を進み、
天には昇らず、気あらしの立つ海へと消えていった。
薄桃色の夜明けに赤橋に立てば、強風がゴーゴー吹き付ける。
小野さんのおかげで幻想的な肱川あらしも堪能、
猫の島へも渡ることができた。
みなさんも“猫の島 青島”というサイトを見てみてね!
https://twitter.com/aoshima_cat