映画鑑賞

趣味が映画鑑賞といえば、適度に文化的であって
あたりさわりのなさでは読書と双璧をなす。
でも私の場合、もう絶対的に読書の地位が上で、
若い頃こそやくざ映画にはまったりしたけれど、
このごろではめったに映画館に足を運ぶことはなかった。
ところがどっこい、
ここひと月経たないうちに二本も映画を見ちゃった。
それもこれも、いつでもどこでも
千円で映画が見られるようになったから。
急に映画が気楽なお楽しみになったのよ。
チケット売り場でみじんの疑いもなく、
シニア料金が通用したのはちょっとショックだったけど
まあそれはいいとして。
まずは「怪獣たちのいるところ」
怪獣も映像もよくできているけれど、
あまりに怪獣が人間くさい。
自分の精神のありように異常なほどの重きをおく怪獣は
いかにもアメリカ人、いや、このごろは日本人もそうかも。
「あの怪獣たちはどうなのよ?」
「でも、センダックはスパイクジョーンズのとらえ方を絶賛したらしいよ」
友だちの言葉に
なーるほど!」
すっかり納得しちゃった私。
センダックってそういう人だ。
私が一番好きな『窓の外のそのまた向こう』にも
その微妙に病んだ精神と自分勝手さが現れていて、
筋はまったく意味不明。
だけどそこが、あの緻密な絵とあいまって、
もうたまらない魅力なのだから。
よし、それならいい。
いい映画見ちゃったぞ。
でもほのぼのを期待しちゃだめだよ。
そして昨日見たのは3Dの『アバター』
これは文句なしに面白かった。
3Dの飛び出し方は『海遊館』で初めて見たときの
衝撃はなかったけど、字幕が飛び出してて見やすかった。
勢いづいてテレビでもこのごろ
『トロイ』『フラガール』『ペンギンが飛ぶ日』とたてつづけ。
いやー
映画って見だすと、ホントはまりますね。
Scan3d.jpg

One Response to “映画鑑賞”

  1. ゆぃ より:

    映画が千円で見られるのはうれしいですね(^^)
    私も、センダックの絵本は好きです。
    「真夜中のだいどころ」が一番好きかな?
    映画は、忙しくてまだ見ていませんが、DVDが出た時はぜひ拝見したいです*

Leave a Reply

文字が読みにくい場合は画像下の更新ボタンを押してください。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)