この映画を見たことあるかしら?
もう若くない女ふたりが平凡な日常から離れてバカンスの旅に出かけるものの、
予期せぬ出来事から罪を犯し、メキシコへと逃避行を続けるロードムービー。
映像の美しさもさることながらスーザン・サランドンが実にかっこいい!
「私たちはテルマ&ルイーズ!」
外国へスケッチ旅に行ってレンタカーを借り、妹と一緒に車に乗り込むときは
いつだってすっかりその気分だった。
どこまでも自分たちで自由に走っていけるって感じでね。
この間「私の描くグッとムービー」という朝日新聞夕刊コラムの依頼が来て、
すぐ思いついたのがこの映画。
絵を描くのもすごく楽しかった!
そして私はちょうど今『ダヤンの絵描き旅―イタリア』の文を書いている。
ナポリで車を借り、ひとりで南イタリアを迷走の挙句、アルベロベッロからは
妹と一緒にアマルフィ断崖のワインディングロードを走り抜けるという、
ロードムービーならぬロードエッセイ。
破滅型ではないけれど、まさに「イタリア版テルマ&ルイーズ」だ。
『私の描くグッとムービー』は2月13日朝日新聞夕刊に掲載。
『ダヤンの絵描き旅―イタリア』は4月刊行予定。
どちらもお楽しみに!