今年は革工房40周年なので、わが社はすごく張り切っている。
この間も工場にいったら、動物キーのポイントを聞かれ、どっと思い出が押し寄せてきた。
この表には1996年とあるけれど、動物シリーズが誕生したのはもっとずっと前。
ダヤンが生まれる2年くらい前で、キャラクターではなく動物たちだった。
革人形を作りながら新しい商品を考えているとき、今は亡くなってしまった革に詳しい
友人に、なめした後乾かしもせずアイロンもかけていない革のことを聞いた。
もうね、漉いてもいないから厚くてグニャグニャ。超面白い革(むしろ皮)なの。
これだ!と思って、それからはいろんな動物の型紙を作り、暑い革を手切りして
試作品をじゃんじゃん作りに作った。
面白かったのはカンガルーボクシングやくま牧場。
ぶたの肉屋や仕立て屋なんかのある町も作ったなあ。
なつかしいや。
隣に借りていたオンボロアパ-トで庭に生皮をかけて干していた光景が目に浮かぶ。