このところバリバリに絵を描いているから右手の小指が痛い。
これからしばらくは展覧会用の絵を描いたり、ジオラマを作ったりしていくので、
時々その制作過程を紹介していくね。
この絵はお菓子の劇場の中のものだけど、グッズにするためもあって、まずは
カランダッシュ407の色鉛筆でモノクロバージョン。
それからパステルで色入れ。
まず棒状のパステルを指で塗り込んでいくのだけど、私の指は厚みがなくて
ぺっちゃんこなので、エッジもかけやすい。
細かいところはパステル鉛筆を使用。これも指で伸ばす。
ラインがあるから、普通よりはっきりしているけど、まだ目をこすりたくなるような
ボケ具合でしょ。
最後は色鉛筆でさらにエッジを立て、全体を見ながら濃さを塩梅。
ところで、このあんばいという字、この他に按排、案配、按配と3つあるけど、
私は塩梅が好き。
今の時期にもぴったりだよね。
最後にパステル画をきれいに仕上げる秘訣を教えましょう。
それは、粉を吹き飛ばしながら塗っていくこと。
昔は口で吹き飛ばし、カメラマンがレンズの汚れを取るブロアーも使ってみたけど、
やっぱりコンプレッサーが最強だよ。