旅の最後は森と音楽の都ウィーン。
もう40年以上前、旧ソ連時代にモスクワでロシア語夏季講座に一緒に参加した
古い友人のお宅に泊めてもらった。
さすが何世紀にもわたって大帝国を統治したハプスブルグ王朝。
旧市街にはいたるところに華やかなハプスブルグの痕跡が。
カフェ文化もウィーンが発祥で、旧市街には古いカフェやレストランがいっぱいだ。
これは12人の仕掛け時計で、12時になると歴史上の人物が12人次々に現れてくる。
かのマリア・テレジアも出てくるよ。
まるで公認ガイドのような詳しい説明を聞きながら、旧市街をぐるぐる歩き回った。
ヨーロッパの歴史って入り組んでいて面白いねー。
上手に書かれたハプスブルグの物語を読んでみたくなった。
ベートーベンやシューベルトのお墓もある。
ベートーベンにあこがれたシューベルトはどうしてもそばに埋葬してほしいと言ったんですって。
音楽の都らしく、最終日にはオーボエとピアノの夕べを聞きに行った。
オーボエ奏者がいい顔をしていたので、さっそくスケッチしてうまく描けたけど、
写真も撮らず差し上げてしまったのでお見せできず残念!
市内にはゆるやかなカーブを描いてドナウ川が流れ、北の丘陵には広大なウィーンの森。
ブドウ畑が広がり、今の時期はワインになったばかりのブドウ酒を味わえる。
カンパイ!ウィーンにさよなら!