Archive for the ‘未分類’ Category

黒猫カフェのはなし

木曜日, 3月 9th, 2006

気は小さいくせにからいばりで内弁慶、家族に対してはいつも強気なカフェが病気になった。
ふだんならいばってふとんの上で寝てるのにベットの下に隠れたまま。触ろうとすればフーッと歯をむき出して吹くのは弱った動物の本能なのか。「ウニャーゴ」と鳴く声もドスが聞いてて近寄りがたい。
「なんて言ってるんだろうね」「こんな時ニャウリンガルがあれば・・」ニャウリンガルの噂はその後聞かないので、医者に連れて行ったらやっぱりすごいものですね、お医者さんって。たちまち完癒。
家に帰ればタタタと降りてきて足にスリスリ。ああ、うれしい。なごむわあ。
ところで猫会議議長選は終わってムサシが新議長になりました。
内緒だけどカフェは議長選に応募して、当選こそしなかったけど2000票も獲得した。
でも「関係者が応募していいんですか!」と怒られちゃった。
しかも第一次選考を通したのは誰だ?これは職権乱用でしょうか。
みなさん、多数のご応募ありがとうございました。来年も応募しようかな。
ブログにリンクするのは歓迎ですよ。リンク規定をみてね。
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似て非なるものたち

木曜日, 3月 2nd, 2006

昨日はいちにち雨が降った。うちは公園のそばにあって小さな川が流れ鴨がたくさん住みついている。
雨の日には鴨は土手に上がって我が物顔にくさむらを歩き回っている。
鴨のきらいな犬や子どもがいないからね。
鴨を見るにつけ、なんだか猫と似てるなあと思う。
あの持ち重りしそうなまるまるとした胴体。
鴨が寝る時って首をグルンと回して羽の間にうずめるんだよ。
もうひとつのまるまる仲間に入れたいのがベスパ
古いベスパのお尻はほれぼれするくらいまるまるしている。
そして私のかわいいベスパも今の所ずっと眠ったままです。
春になったら起きるのかな。
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冬のらんちゃん事情

金曜日, 2月 24th, 2006

秋口に報告して以来お知らせしませんでしたが、冬深まるにつれらんちゃんはすっかり家に居着くようになりました。
家出から帰った当初はばつが悪いのか、野生に帰ったか。
極力家族と目を合わせないようにさっとテレビの裏に隠れ、みんなが寝てからわしわしご飯を掻きこんでいる様子は反抗期の高校生のよう。
触ろうとすれば「うるせえ!ばばあ」とばかり歯をむき出して怒る所も高校男子のようでした。
けれど年も越した今では家出のことは忘れたか、まるで好々爺のごとく、うつらうつらと眠ってばかり。
二階のソファで眠り、昼間からベッドで眠り、風呂の蓋で眠り・・フコフコ寝息を立てる鼻先に顔を寄せればペロリとこちらの鼻をなめてくれます。
ふとんに抱きいれれば、腕にちょんちょんと前脚を乗せてゴロゴロ喉を鳴らすありさま。
自分勝手、ご都合主義、まさに猫の面目躍如です。
又春になったら出ていくんだろうね。
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ナルニア見てきました!

月曜日, 2月 20th, 2006

先週木曜、武道館で開かれたジャパンプレミアに行ってきました。
監督始め登場人物勢ぞろいで(アスランは来なかったけどね)とても華やかに幕が開きました。
ルーシィ役のジョージーはせっかく覚えてきた日本語の挨拶を忘れて壇上で泣いちゃったの。
だけど映画の中のこの子はすばらしかった!
見かけがかわいいというより、まっすぐで正義感の強い心根までが伝わってくるよう
な素の子どものかわいらしさで、むしろ本よりも生き生きしてたくらい。
兄弟全員、それにタムナスさんもぴったりの配役だったけど、
もうひとり特筆すべきは魔女役のティルダ・スウィントン。
信じられないほど小さな顔に太くて長い首、退屈そうな口元。
なあんて魅力的なんでしょ。ああ「魔術師のおい」の魔女が見てみたい。
気に入っている本が映画になるのはちょっとこわいものがあるけど、今回の映画は本当にポーリンペインズの挿絵そのままの情緒があった。
特にルーシィが衣装ダンスに入っていくところから、タムナスさんと傘を差して
雪の中を歩いていくシーンなんかよかったねえ。
後半の戦闘シーンでは、セントールが人っぽすぎて不思議な生き物感がとぼしかった。
アスランの動きはライオンそのもの。CGの技術はすごいね。
この技術があればいつの日にか、毛並みをそよがせてヨールカの魔法の扉から飛び降りる
ダヤンの映画ができるかも。できたらいいなあ。
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終わったぞー

水曜日, 2月 15th, 2006

ついにクレイボードすべて仕上がり「ダヤンとフールスディ」の入稿を果たしました!
思えばこのブログ第一号も「やったやった」の題で「ダヤンと風こぞう」の入稿から始まったものでした。
あれは10月だったかな。他の仕事もあるにしてもほぼ4ヶ月。
その間、悲喜こもごもの出来事がありました。
激動の4ヶ月で結構辛い時期だったけど、今は本が終わっただけじゃなくいいことがあってすごくうれしい。
この長い人生で学んだことはうれしい時には迷わず喜んでおくこと。
だってその後悪く転んだにしても思い切って喜ばないと損だもんね。
このところ暖かくって春も近づいた気配。
いいことずーっと続くといいなあ。
新作絵本どうぞお楽しみに。今度の絵本の影の主役はイワンだよ!
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今度は制作ご紹介

木曜日, 2月 9th, 2006

革製品を企画して作っているのは制作部。
自社工場もあって革小物のほとんどはメイドインチャイタマなのだ。
一階の棚には皮がどーんと積まれ、裁断機や熱押し機が並んでいる。
三階ではミシンがシャカシャカと小気味の良いリズムをとって、木槌を打つトーントーンという音は四階で仕事をしていても聞こえてくる。
私の大きい方のアトリエの向かいの部屋ではデザイナーが賑やかに仕事をしている。
制作はデザインだけでなくまさに実際の制作もしているわけだから座ってばかりでなく皮を運んだり裁ったりと結構重労働だ。
だからというわけではないけれどずっと男性メインだった制作部。
ひとりはもうじき新しい人生に踏み出していくことになっていてそれは淋しいことだけど、他の部署からも制作に加わって今年からは新生制作部の発足になる。
職人かたぎの男性に女性パワーが加わってわちふぃーるどの革を守っていきます。
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アトリエちょっと落ち着いた・・かな?

金曜日, 2月 3rd, 2006

引越しから一週間。足の踏み場はうんと出来た。
引越しの間中私は外出してるか彫ってるか。
ちっとも手伝わなかった。手伝いたくなかったわけじゃなくて忙しかったの。
忙しいのは私だけじゃなくて今デザイナーも大忙し。
仕事も詰まってる上に春の内見会(取引先に新商品を見せる会)も迫ってる。
おまけに引越しときてるから、すべてを片付けてる暇もない。
その合間をぬってちょっと皆様に自己紹介。
こんなメンバーで雑貨とアパレル作ってます。
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日曜日に

火曜日, 1月 31st, 2006

横浜のナイスに行った。もう26年続いている革製品の店でずっとわちふぃーるどの製品を置いてくれている。昔は材料も売っていてダヤンが出る前からのおつきあいだ。
そのお店が一月末(今日!)で閉店なので歴代の店長が集まるということになり、私も声を掛けてもらった。店はお客さんで賑わっていて皆残念がっていた。
手作りの皮にこだわってこつこつ作っている人たちを大事にしているお店がなくなるのは本当に残念。
(平塚、茅ヶ崎、静岡のナイスはまだ続いてます)
ナイスばかりでなくうちもそうだけど、風変わりで独特の個性をもつ店舗がこの頃敬遠される傾向にある。
チェーン展開をしていく大きな店ばかりになっていくのはつまらないよね。
商店街がさびれていくことやビルが皆同じようになっていくことは長い目で見るととても惜しいことだ。
なんてったって商売は文化だから、26年かけてナイスさんも横浜で人の心に残る文化を作って来たということ。
うちもこだわった物づくりを忘れず文化に貢献するつもりでがんばります!
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今日からアトリエは大賑わい

木曜日, 1月 26th, 2006

もうずっと前から決まっていたことだけど、企画室のデザイナーたちがアトリエに引っ越してきた。
さあ、大変!机がずらずら並び、只今の所部屋中がダンボールの山。
足の踏み場がないと人は私の部屋を言うけれど、これはもっとすごいね。
でもこっちは引越しが終われば片付くはず。
私の部屋も本が仕上がれば片付くはず・・
さて今日からはデザイナーとの共同アトリエ。いかなることにあいなるか。
とりあえずコンピューターの使い方を教えてもらえるね。
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彫って彫ってまた彫って

金曜日, 1月 20th, 2006

毎日毎日彫りに彫っている。
すべての絵を白と黒に置き換えていくのは難しいけど、面白いといえばこんなに面白いことはない。
もう家に帰ってテレビを見ていても人物などを白と黒に置き換えている。
だんだん慣れてきていてもどうしたらいいかパニックになることもある。
それでガシガシ闇雲に彫って、案外思わぬ効果があがったりもする。
ニードルのようなクレイボード専用の刀の他に皮版画で使っている彫刻刀も使うようになった。
うまくいっている・・と思う。もう三分の一を越えた。
来週は折り返し地点だ。なんとか間に合うといいが。
終わると手は刀を持ったまま固くなり、顔は鬚がはえたようにくわんくわんになっている。
綿のように疲れ、毎日夢も見ずに眠る。
早く終われ!と思うと共にいつまでも終わるな!と思う。
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