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御柱小宮祭

金曜日, 9月 17th, 2010

今年は寅。七年に一度の御柱開催の年。

五月の大祭には行けなかったけど、御柱祭のすごいのは九月には各地区で小宮祭が開かれ、さらにその後は一族内での御柱、そして道端の道祖神にいたるまで、御柱が建てられるということ。

ほんとに単純で祭りの原点だ。

前にも参加して「ダヤンのお祭りの本」にも描いたことがある諏訪足長神社の御柱を見せてもらった。

この小宮祭は神社に続く、すこぶる急な山を四つの地区が競争で御柱を引き上げるという、たいへん大変で勇壮な祭り。

告知もしていなくて、観光客はいないけれど、この急な階段や山を引き上げていくのは、大祭での木落としに勝るとも劣らぬすごさと意味のなさで、すばらしいと思う。

縁のある普門寺地区は四の御柱で、少し細いのかもしれないけれど、他地区を大きく引き離して圧勝した。

夏の終わりを飾る燃えるように暑い日でした。

御柱のみなさん、お疲れ様でした!

ペンは走る

金曜日, 9月 10th, 2010

今週は秋冬新作内見会、それにギフトショーとお出かけが多かったけど、合間を縫って、ペンを走らせています。

そう、挿絵の画材はペンに決定!

外伝ではなくて、新シリーズのスタートとなった長編の挿絵。

今までのエッチングを越えなくてはならず、鉛筆にするかペンにするかで、一人ひそかにウンウンうなって過ごしてのですが、いつまでもうなってはいられず、ペンの強さと鉛筆のやわらかさを兼ね備えた画法に挑戦することに。

まずはユザワヤにお買い物。

新しいことに取り組むときには、何か買いたくなるのよねー。

これはイベントやパーティがあると、服を買いたくなるのと一緒。

誰も気にしちゃいないけど、自分を鼓舞するためでもある。

で、買ったのがこれ!

われながらいい買い物をした。

表紙は少し太いラインのさじペンを使い、挿絵は丸ペンでクドクドと

長持ちペンも便利そうだ。

だいたい、ペンはしょっちゅうインクをつけなくてはならないのが難点。

そこいくと、コピックみたいなのは便利ね。

でも、ここはひとつ、王道のペンで。

しかし、この辺のアイテムすごく充実してる。

それは漫画のおかげです。これみんなコミック用アイテムだもん。

このごろの漫画は世界における日本の地位向上とともに、画材の入手にも貢献しているね。

ついでに「ペンの描き方」という技法書も購入。

基礎のない私は本を作ることで、技法を学んでいくわけです。

さて、このシリーズで、ペン画法きっちりマスターするぞ!

ホゲホゲリハビリ、痛いリハビリ

金曜日, 9月 3rd, 2010

肩の手術から早、ひとつき半とちょっと。

「具合はどうですか?」などと聞かれれば、

「すごく順調!リハビリもがんばってますから。」

なあんて答えていたところ、今日病院に行ったら

「うーん、もうじきふた月なのに・・この状態だとこのまま固まっちゃう恐れがありますよ。?

ずいぶんリハビリさぼりましたね。」とのこと。

あらら、大変。確かに八月は東北の温泉に行ったと思ったら、そのまま伊勢へ・・

と走りまわっていて、病院に通っていなかった。

「自分でやる場合、痛いところでやめちゃうから、なかなか動くようにならないんです。やはり、きちんと通わないと」

「えー、びっくり!時がたてば動くようになるかと思ってました」

「とんでもない。そんなわけにはいかないんですよ。ほんとは始めのひとつきが勝負だけれど、今が最後のチャンス。週二回は通ってくださいね」と釘をさされてしまった。

東北では滝の温泉や川の温泉で、ホゲホゲとまじめにリハビリしてたのに、それじゃだめだったのかー。

病院のリハビリは痛くて参るけど、しかたない。

この先、ずっとバンザイできなくなっちゃうといやだから、がんばるしかないかも。

フゥー・・

ダヤンの森!

金曜日, 8月 27th, 2010

ホームページや『モエ』でずっと言い続けてきた『フォレストベイビー』

売り上げの一部を、ボルネオの森を守る「緑の回廊計画」に寄付いたしました。

これもみなさまのご協力あってのこと。

ありがとうございました!

今までの分で1,5ヘクタールの森を買えるほどの金額です。

ところが、どっこい!

今、売りに出されている森はなんと、2,68ヘクタール

その森はキナバタンガン川沿いで、テングザル、ボルネオ象、オランウータンなどがたくさん生息している場所です。

しかも!

そこを購入できると、『ダヤンの森』と名づけることができるのです。

名づけたから、どうということはないのですが、ご協力頂いたみなさんに、ひとつの形として見てもらえることになります。

そしてなんだかうれしい。

だから

もう少し、少なくとも年内いっぱい、この計画を続けようと思います。

どうぞ、ご協力のほど、よろしくお願いします!

そして

『ダヤンの森』ができた暁には、みんなでキナバタンガン川に行こうではありませんか。

『モエ』綴じ込み絵本『森の音を聞いてごらん』の絵は、この川沿いや支流での光景を描きました。

くわしい場所などはホームページに掲載していますので、どうぞごらんください。

この夏、義母が94歳で逝きました。

動物が大好きな人でした。

とりわけ、猫と猿が好き。

意識があったら、ボルネオで間近にオランウータンを見た話をして、喜ばせたかったなーと思いました。

長編 完了!

木曜日, 8月 12th, 2010

いろんなことがあって、ずいぶん長くかかっちゃったけど、ついに長編を書き上げた!

版元とも打ち合わせして、これはいっそ外伝としてではなく、新たなスタートにしようかという話も出ました。

だから、題名も変わるかも。

でも内容は変わらないよ。さらわれたバニラを取り戻すため、トール山の洞窟、クラヤミの国に出かけていくダヤンとジタンの冒険物語。

私の中でひっかかっていたジタンのことも書けて、よかったー。

これで、絵本も物語りも憂いなく続けられます。

長編って書くのは大変だけど、終わると何事かを『なしとげた!』気分。

さあ、これから表紙や挿絵にはいるけど、挿絵も今までと、変えようかと思っています。

エッチングをやるには、大船に通わなきゃならないし、今の私には無理だしね。

思えば、旧型のべスパで大船に行ったとき、第三京浜で危うくコケそうになったこともあった。80キロくらいで走ってたら、いきなりエンジンが止まっちゃったのよ。ブルル・・

まあ、それはいいとして、新たな画材を考えるのは楽しみでもある。

モノクロだから、ペンか鉛筆か筆かで、選択肢はあまりないけどね。

絵の作業がうまく進めば、11月には出版の運びとなります。

請う、ご期待!

夏のごちそう

土曜日, 8月 7th, 2010

夏のおいしいものといえば、スイカにビールにかき氷。

とうもろこしに冷奴。冷たくって、つるつると、喉ごしのいい冷ソーメンだね。

仕事に行ってると、なかなか食べられないソーメンだけど、このところ毎日のように食べてます。

それは仕事を、家でしてるから。

元々、長編の大詰めは家でやることにしていたけれど、怪我した今となっては、好都合。

どうも物語を書く仕事だけは、ひとりにならないとダメなのよ。

よく小説家が、雰囲気のある旅館なんかで缶詰めになるというけれど、それはなんだかうらやましいけれど、そんな身分でもないので、私は自分で自分を缶詰めにするわけです。

缶詰めになると、昼にソーメンが食べられていいわ。

何年も前からたまっていたのを、じゃんじゃん消化しています。

ソーメンは置くと熟成するから、古い方がいいって聞くけど、ほんとかしら?

何年前まで、食べていいのか、誰か教えてほしい。

リハビリテーション・コツ・コツ

金曜日, 7月 30th, 2010

というように、日々リハビリに励んでいます

「振り子運動の上手な人を久しぶりに見た」とほめられたので、はりきってぐるぐるまわしています。

なんでもほめられるとうれしいものね。

夜、ふと目覚めた時など「オモイ」「イタイ」と肩が苦情を言っているようで、寝られなくなっちゃうのも、だいぶ和らいできました。

昨日、地下鉄で出かけて、はじめて席を譲られちゃった。

これもうれしかった。

もう顔も洗えるようになって、いろんなことがちょっとづつ出来るようになっています。

今は長編の文章を打つのに、が打てなくて困っています。

でもそれも、じきにできるようになるでしょう。

何気なくやっていたことでも、体中の協力があってのことだったんだね

明日は河口湖に社員旅行。

参加できそうで、よかったー!

退院しましたー

金曜日, 7月 23rd, 2010

事故ってから、もうじき二週間。

その間、入院、手術、そして退院と長い時間がたったような気がします。

でも、とにかく手術は一番簡単な方法(ってわけでは、もちろんないんでしょうが、切るのを最小限に抑えた髄内釘というやり方)でうまくいき、順調に治ってきているようです。

レントゲンで見たら、ちゃんとねじの切ってあるボルトが何本も入っていた。

現代医学ってすごい!先生ありがとう!

でもね、肩の骨って、折れやすいんだって。普段あんまり支えるものがないから。

特に今年は肩骨折がはやっていると、リハビリの先生が言っていた。

骨折にもはやりとか、あるのかね。

それにしても毎日暑い。

今日は鶴瀬の仕事場に来てるけど、クーラーが壊れて、蒸し風呂地獄です。

これから、リハビリがんばります。

ご心配や励ましのコメントありがとうございました

またもやバイクで転倒

金曜日, 7月 16th, 2010

日曜は富士山周遊ツーリング。朝のうちはいい天気。木ノ花美術館のオルソンのいちごでブランチなんかして、快調な滑り出しだったけど、だんだん雲行きもあやしくなって…富士山五合目への道は霧と雨でコワイよー。
山中湖からの道志道も雨、アメ、雨。
やっと峠を抜けて、町中に出たところで転倒!

今度はちょっと重症で、左肩を骨折。
ただいま入院中です。
しゅん…

なつかしのアリエッティと小人文学

金曜日, 7月 9th, 2010
『借りぐらしのアリエッティ』試写会、見てきました。

原作とは違うけれど、無理ない設定で背景も美しく、面白かった。

原作はメアリ・ノートンの『床下の小人たち』なつかしいなー。

これに続く『野に出た小人たち』『川を下る小人たち』まで読んで、すごく面白かったのを、

学校の図書館のほこりっぽい匂いとともに思い出す。

その後にも『空を飛ぶ小人たち』が出て、出版社の人にきいたことでは、

なんと80歳のときに新作『小人たちの新しい家』を書いているということ。

なんて、はげみになる話でしょ。

小人文学でいえば、佐藤さとるの『誰も知らない小さな国』をはじめとするコロボックルのシリーズもよかった。

アリエッティの家族やコロボックルのせいたかさんなど、周りの人物設定がしっかりしていると、ファンタジーに厚みが出る。

そういえば、指輪物語の前作『ホビットの冒険』も小人文学といえるね。これも小人それぞれの特徴があって、面白かった。

あとは文学とはいえないかもしれないけれど、小人たちの暮らしを描いた『ノーム』。

美しい絵に惹かれ、まず英語版を買って、やっぱり意味が知りたくて日本語版も買っちゃった。

アリエッティを見て、また小人文学に興味がわいてきました。

『床下の小人たち』のシリーズも、もう一度読んでみようっと。

七月七日のダヤンの誕生日、もう過ぎちゃったけど、お祝いのコメントありがとうございました!