秋口に報告して以来お知らせしませんでしたが、冬深まるにつれらんちゃんはすっかり家に居着くようになりました。
家出から帰った当初はばつが悪いのか、野生に帰ったか。
極力家族と目を合わせないようにさっとテレビの裏に隠れ、みんなが寝てからわしわしご飯を掻きこんでいる様子は反抗期の高校生のよう。
触ろうとすれば「うるせえ!ばばあ」とばかり歯をむき出して怒る所も高校男子のようでした。
けれど年も越した今では家出のことは忘れたか、まるで好々爺のごとく、うつらうつらと眠ってばかり。
二階のソファで眠り、昼間からベッドで眠り、風呂の蓋で眠り・・フコフコ寝息を立てる鼻先に顔を寄せればペロリとこちらの鼻をなめてくれます。
ふとんに抱きいれれば、腕にちょんちょんと前脚を乗せてゴロゴロ喉を鳴らすありさま。
自分勝手、ご都合主義、まさに猫の面目躍如です。
又春になったら出ていくんだろうね。