革製品を企画して作っているのは制作部。
自社工場もあって革小物のほとんどはメイドインチャイタマなのだ。
一階の棚には皮がどーんと積まれ、裁断機や熱押し機が並んでいる。
三階ではミシンがシャカシャカと小気味の良いリズムをとって、木槌を打つトーントーンという音は四階で仕事をしていても聞こえてくる。
私の大きい方のアトリエの向かいの部屋ではデザイナーが賑やかに仕事をしている。
制作はデザインだけでなくまさに実際の制作もしているわけだから座ってばかりでなく皮を運んだり裁ったりと結構重労働だ。
だからというわけではないけれどずっと男性メインだった制作部。
ひとりはもうじき新しい人生に踏み出していくことになっていてそれは淋しいことだけど、他の部署からも制作に加わって今年からは新生制作部の発足になる。
職人かたぎの男性に女性パワーが加わってわちふぃーるどの革を守っていきます。