笑顔と銀髪が素敵な人だった。
白と黒と赤がよく似合っていた。
イベントでは魔女の扮装をして、踊って、笑って・・
ダイヤモンドみたいに多面性を持つ人だった。
大勢の家族の世話を焼きながら、美術館と不動ほうとうの仕事。
たくさん旅をして、紅茶に造詣が深くて、お能まで演じて。
音楽も大好きで、カフェや音楽堂でよくコンサートを開いていたね。
背筋をしゃんと伸ばして小走りに、いろんなことを同時に気にかけていた。
あれじゃ疲れちゃうと思うけど、疲れないんだよね。
そのせいじゃないんだよね。
これはもう仕方ないこと。
でも早すぎました、あまりにも。
そこが残念でならない。
おっかないところ、やさしいところ、無邪気なところ、気取ったところ。
どれもみんな好きでした。
もっともっとしゃべりたかったし、一緒に遊びたかった。
館長、長恵ちゃん
今までのこと、言葉で言えないくらい感謝しています。ありがとう!
どうぞ安らかに眠ってください。
5月20日、木ノ花美術館の館長が亡くなりました。