ねこの島の猫たち♪

3月 15th, 2021

ふわっふわのノルウェージャンフォレストキャットたちが

わちふぃーるどの猫の島にやってきた!総勢14匹。

みんななまけものの木を気に入って、一斉に登り始めたって♪

おなじみダヤンとジタン、そしてグラン。

あとの11匹は二年前にあらすじを書いた“ダヤンと空の猫会議”に

登場する12宮の猫たち。

あれ、計算が合わないって?

そう、獅子座にいるのは、ジタンのお父さんで空の王さまグラン。

それはこんなおはなしだよ。

 

わちふぃーるどの猫たちは毎年アラルの海に浮かぶ猫の島で猫会議を開催して、

瞳にお日さまの金色をもらいます。

空にいる12宮の猫たちの瞳にも、銀色をわけてやりたいと

お月さまは思いつきました。

昔、猫の島の近くの海底で噴火があって、逃げ遅れた猫たちは

流星に乗って空へ昇っていき、それぞれが12の猫の星になりました。

お月さまの使者となった豆猫ダヤンは、12宮の猫たちに

空の猫会議の招待状を届けます。

 

鎌倉小町通り“猫のダヤンとねこの島カフェ”はいよいよ16日オープン!

ダヤンもジタンも12宮の猫たちも、

なまけものの木で思い切り怠けてくれますように!

すごい迫力のなまけものの木とふわふわ猫たちに会いに来てね!

上からダヤン、ジタン、グラン

そして気持ちよさそうに木に埋まってるワットとダヤンのこと

全く気にしていない猫たち♪

クロの思い出

3月 5th, 2021

昨日、娘のマイコの猫クロが逝った。

享年22歳。寂しいけれど、大往生だ。

人間と猫の年齢換算表を見ても、猫20歳で人間96歳までしか載ってないから、

もう100歳はとうに超えていた勘定になる。

肩甲骨が飛び出て、脚もガリガリだったけど最後まで気丈に歩いていた。

家族に愛され、気遣われて幸せな一生だった。

高校生のマイコがクロを拾ってきたのは1999年。

ちょうど日本橋髙島屋で初めての原画展を開いた年だったからよく覚えている。

その頃、家には猫二匹と犬一匹がいたから

“もらってくれる人を探す”

という話で、私はイタリアに出かけ、帰ってきたらまだクロがいた。

カフェレーサーという名前にするなら、飼ってもいいと夫が言うので、

うちにいるときにはカフェと呼ばれていた。

カフェレーサーは夫が乗っていたハーレーの黒いオートバイ。

でもマイコがカフェを連れて家を出てから,名前はシンプルなクロになった。

なにしろ真っ黒クロの黒猫だったからね。

当時、信濃毎日新聞に『池田あきこのねこ話』というエッセイを連載していて、

その後中央公論新社から書籍や文庫になった。

久しぶりに見てみたら、カフェ(クロ)がたくさん登場している。

カフェは完全にマイコの猫で、マイコばかりを見ていた。

マイコとカフェはよく似ている。小柄で目が大きく、黒いところがね。

半月ほどマイコがお遍路でいなかった時、ゆううつの虫に取りつかれたカフェは

「ただいま!」というマイコの声でいきなり元気を取り戻したものだった。

これは『黒猫カフェのゆううつ』というエッセイの挿絵。

クロ、ずっとマイコと一緒で、最後の7年はタイチもいてよかったね!

地図とおはなし

2月 17th, 2021

昨年見てきた肱川あらしを参考に『ダヤンと霧の竜』の物語を書き始めている。

さてどんな話にしようかとというとき、役に立つのがわちふぃーるどの地図。

ありました!

竜といえばドラゴンベイ。

地図を作るとき、好きなものはみんな盛り込んでおいたからね。

長編を書く時だってしょっちゅう地図を見ていた。

「クラヤミの国」ではトール山が、「恐竜のたまご」では

トレジャーバレーバレーが舞台になった。

今回はアラルの海の怪物領域とトロル川も重要な舞台になる。

自分の世界を作りたい人はまず地図を作るのがおすすめだよ。

地図があれば、想像がどんどん広がっていくから。

森の絵本ではずっと絵を描いていたから、文を書くのは新鮮!

文はどこでも書けるし、部屋が散らからなくていい。

地図上のダヤンはコンピューターで描いてみた。

散らからなくていいけど、ヘタクソだ。

合成とかがばっちりできるようになったらすごく便利だろうな。

コンピューターがもっとうまくなりたい。

って、その前におはなしをうまく書けよ!

『ダヤンと森で遊ぼう』♪

2月 5th, 2021

科学博物館の厳しいチェックも通り、森の絵本入稿!

来週には色校も上がってくる。

今度の本にはわちふぃーるどの森の絵をいっぱい描いたし、

日本の森にすむ動物や鳥たち、木の芽や昆虫も登場。

森遊びのハウツーや季節のレシピも入って盛りだくさん。

発売は3月末から4月予定なので

こどもも大人も楽しみにしていてね!

ひと段落ついて、次は長編ファンタジーに突入。

肱川あらしの取材を生かして霧の竜が登場するおはなし。

ざっくりあらすじはもうできているから、

これからは文字三昧。

頭を切り替えて、物語の世界へ行ってきます。

 

 

猫は液体!

1月 29th, 2021

「猫は固体かつ液体の両方になれるのか?」の研究で

フランスの学者が2017年にイグノーベル賞を受賞したのを最近知った。

遅ればせながら笑いと拍手を贈りたい。

“猫はグラスや花瓶に無理やり入り込んだり、箱やバケツの形状に合わせて

広がったりできるため「猫は液体の特性も持っている」“と彼は説明。

さらに猫を流動体として物理的に分析し、結果として子猫より

歳をとった猫の方が流動性が高いことを発見したという。

面白いよね。

猫を飼ってる人なら猫が液体化するのをよく知ってるけど、

それを物理学的に研究するってところが。

ちなみに猫が柔らかい理由の一つとして、骨の数が多いんですってね。

人の骨が200本くらいなのに比べて、240本ほどの骨があるそう。

ふにゃふにゃなのに骨のあるやつ!

猫も人もステキないきものだ。

ギャラリーまぁる21周年展

1月 13th, 2021
  1. チャリティ展でお世話になっているまぁるは2021年で21周年。

9月に新しくなったまぁるのグループ展に誘われ、出品することにした。

でもチャリティではないので、原画を出すわけにはいかない。

そうだ!銅版画『ダヤンと王の塔』のマットに絵を描こう!

このメゾチントという技法は黒地の背景に絵柄部分を白く削り出して、

明暗の調子で表現していく。

時間も力もすごく要るのでこの一枚でメゾチントからは手を引いた。

最期を迎える王国タシルを描いた暗い作品で気に入っている。

そしてマットに描いたのは

“エルフの里で風の王の甥シノアと音楽の決闘をするジタン。

わちふぃーるどをアルスから切り離すため,雪の神の命令に従って

海を凍り付かせていく雪狼と霜狼。

心で慕いあうバニラとキマイラ。

ダヤンがかぶっているのは取り返した大魔女セの帽子。“

マットと版画の融合したただ一点の作品『ダヤンと王の塔の物語』

価格は8万円。

展覧会は1月19日から30日までの開催です。

 

もうひとつ、12日の「ヒルナンデス」に木ノ花美術館が登場!

いとうあさこさん、大久保佳代子さんが二階に展示の『動く街角』に

すごく驚いたり『猫の島のサーカス団』をフラッシュ撮影したり。

“オルソンさんのイチゴ”ではハンバーグともちろんイチゴパフェ。

とっても楽しく紹介してくれて、うれしかった。

事前告知はできなかったけど、見逃し配信とかで見られる方は見てみてね!

おうちで猫漫画

1月 7th, 2021

あけましておめでとうございます。

年は明けたけど、コロナはガッチリ居座っていて困ったものです。

年末まで開催の“おうちで猫”写真には応募していただけたかしら?

私はしそこなったので、代わりにおうち猫漫画をご披露。

毎晩「アンちゃーん」と呼んで、猫エステの準備をする夫。

猫の毛を取るコロコロを持った夫に呼ばれると「どーれ」といった感じで

急がず騒がず隣にすっと座るアンちゃん。

しっぽをグッと握られて、エステが始まると、絨毯に爪をギュッと立てる。

リンちゃんもまねして隣で順番待ち。

コワモテの割に夫は猫が大好きで、毎晩これを繰り返す。

周りに猫を侍らせて「ああ、おれのこの姿を誰かに見せたい」

と言うけれど、誰かが来た途端、猫は風のようにいなくなっちゃう。

猫にとってみれば、おうちで過ごす今の状況は悪くないのかもね。

どんどん感染者は増えている様子。

どうぞ、みなさん、気を付けてお過ごしください!

 

今年ももうじき終わり

12月 29th, 2020

明日からお店以外は冬休み。

納めの日でも忘年会はもちろんお昼の会食もなし。

みんなが我慢の年もあと少しだけど新年もこの状態は続きそう。

コロナ失せろ!消えてなくなれ!と叫びたい。

でも戦争や震災を思えば、ほとんどの人が家に居られて食べ物もある。

それはありがたいことだね。

年末年始もみんなのために働く人に感謝しながら

静かなお正月を過ごすとしましょう。

来年は世界中の人が普段通りの暮らしに戻れますように!

どうぞよいお年をお迎えください。

タシルのみんなからエールが届いたよ!

12月 21st, 2020

ぼくたちはみんな元気でヨールカの準備に忙しいけど、

アルスではまだまだ大変な時が続いているようだね。

これからヨールカ、そしてお正月を迎えるのに、友達や家族とも

集まれなくてつまらないと思うけど今は我慢してね。

そしてそんな時にもみんなのために頑張ってくれている人たちに、

ぼくたちからもありがとう!と伝えてほしい。

丸善版画展

12月 8th, 2020

13日から日本橋丸善で版画展開催!

初日はサイン会とエッチングに加彩をやります。

今まであまり出したことのない長編の挿絵がどっさり。

地味な作品も手彩を加えると急に華やいで特別なものになるよ。

どれもとっても懐かしくて、その当時のことを思い出す。

何しろ第一巻を作ったのは20年以上前だから。

さすがに一巻の版画はもうないけれど、二巻ではシュービルさんが登場。

新作革版画から額装していないシートまでエッチングだけでも40点。

このところ感染者が増えているけれど、対策もしっかりしているので

どうぞ見に来てね!