木ノ花美術館展示替え

3月 12th, 2020

特急富士回遊号で見事な富士山を眺めながら河口湖に行ってきた。

今回展示のメインは“あべこべあの月”それに”夢の約束“

コレクションブックから“ダヤン再び赤ちゃんになる”“猫の島のなまけものの木”

ヨーヨーの展示もさらに充実、なつかしの陶器も加わった。

フラッシュで撮れば、ほら、こんなに楽しい!

というフラッシュアートの所は写真可なので、どんどん写真を撮っちゃおう。

木ノ花美術館でもインスタを始めたので、そちらもどうぞごらんあれ。

アトリエの様子もいつもとちょっと違う。

床に壁にダヤンたちがボールを追ったり、走ったりと元気いっぱい!

ベイビーボール描きおろしの原画展示もあるので、

コロナで沈みがちのみんなに少しでも明るい気分になってもらいたい。

もうじき河口湖では桜まつり。

よかったらぜひお出かけください!

一方うちではついにリンちゃんの避妊手術がすんで、傷跡を舐めないよう

こんなうっとおしいカラーをつけられてしまった。

でもリンちゃんものともせず、あちこちにカラーをぶつけながらも

よく食べてよく眠ってる。

 

春はうちで本を読もう!

3月 3rd, 2020

新型コロナウィルスの影響でどんどん非常事態になってきた。

いろいろなイベントも中止になって、わちの店舗も時間短縮や曜日によって休業。

旅行社やバス会社など経済的被害の大きいところは本当に気の毒だ。

ついに学校も休みになって、平日なのに公園ではこどもたちが遊んでいる。

こどものいる家庭は大変だけど、これは一種の天災だから仕方ない。

充分注意しつつもあまり過敏にならず、淡々と乗り切ろう。

うちにいることが多くなるわけだから、この際気持ちを切り替えて本を読もう!

この春は読書に最適。

読書はあなたの糧になるはず。

今まで読みたかった本を思い浮かべ、3月中に何冊と目標を決めてみよう。

できれば長編がいいね。

このところ一番面白かったのはドン・ウィンズロウの「犬の力」

「ザ・カルテル」「ザ・ボーダー」と立て続けに読んで「犬の力」を読み返した。

自分の本で恐縮だけど、長編「わちふぃーるど物語」もぜひ読んでみてほしい。

7巻プラス番外「ダヤン、クラヤミの国へ」と長いけど、今がチャンスだ。

静山社のペガサス文庫はフリガナがついているので、こどもにもピッタリ。

4月に出る「ダヤン奇妙な夢をみる」も長編になじんでいれば一層面白いよ。

もう発売されているから「ダヤンとジタン」のDVDも見てみてね。

 

東京を空中散歩

2月 21st, 2020

誕生日プレゼントに娘夫婦からヘリコプターの遊覧飛行をプレゼントされた。

東京ヘリポートまでの送迎付きでね。

ヘリに乗るのは私たち夫婦とタイチ。

「あれに乗るんだといいね」

待合室から見た黒いかっこいいヘリ。

同じ形式のへりに乗り込んでワクワク、ドキドキ、さあ出発!

ふわり、浮かんだまま、滑走路ならぬ道みたいなところを進み、海に乗り出していく。

東京タワー、スカイツリー、東京ドーム、それにオリンピックの国立競技場。

何度も行っている場所も空からだとひと味違う。

やっぱり家が多いけど、案外緑がいっぱいのところもある。

やっぱり東京って素敵だね。

空中散歩すごくおもしろかった!

夜にはお寿司屋さんの箸袋でヘリコプター作った。

ちなみに「ダヤンとジタン」DVDは今日発売!

タイチは映画を見て泣いたよ。

 

2020はキリ番の年

2月 7th, 2020

なので、秋には長旅に出ようと思ってる。

今度は中南米。

まずはブエノスアイレスでスペイン語とアルゼンチンタンゴの短期留学をすること。

スペインへの長旅以来、ゆるゆるとスペイン語は続けているし、

タンゴもだんだんとピッチを上げて、ミロンガにも参加するようにしている。

本場ブエノスアイレスでタンゴを踊り、スペイン語もペラペラになって

ベルーやボリビアを巡るの。

007の映画を観て、メキシコの死者の日にも行きたくなった。

少し時間が出来たので調べ始めたら、オアハカで面白そうなスペイン語学校に

たどり着いた。

死者の日コースというクラスがあって、自分の顔に合わせてマスクを作り、

それを付けてパレードに参加する。

これは面白そうだ!

祭りってただ見るだけじゃなくて、参加するほうが絶対楽しいからね。

決行まであと9か月。

それまでにじっくり計画を練りつつ、スペイン語とタンゴをがんばろう!

中南米で、何か面白そうな情報があれば教えてね。

 

 

誕生日のメッセージありがとうございました♪

1月 24th, 2020

ついに古希。

まさか自分が70歳になるとは思わなかった。

邯鄲の夢ではないけれど、誕生日の夜に寝て、起きたらすべてが夢だった!なんてね。

中野の国鉄アパートで目覚めるのは青短に通う20歳の私。

鏡の中でほほ笑みかけるお肌はつやつやで、行く手には洋々たる未来が広がっている。

でも夫も娘も孫もいなくて、わちふぃーるどもなく、ダヤンも生まれていない・・

それ、うれしいかな?

いいえ、それはイヤ。

50年生きてきた中で出会ったたくさんの人と一緒に、年を重ねていくのがやっぱりいい。

みんなにいっぱい祝ってもらって、とっても幸せな古希の誕生日でした。

 

 

リンちゃんに春が来た!

1月 17th, 2020

昨日、長編新作を入稿してほっとひと息♪

発売は4月から五月になりそうだけど、楽しみにしていてね!

 

さて、我が家のリンちゃん、元旦早々おかしな声で鳴きだした。

元々ちゃんと声が出ないこだったのが、無理して鳴こうとするから

ホエーとかピエーとか変な声で鳴きまくっては、ドタドタと家じゅうを駆け回る。

「もしかしてさかりかね」

「ちょっと早いんじゃないの」

とそのうちおしりを突き出したり、体を擦りつけてくる。

アンちゃんも心配そうに見ている。

避妊したほうがいいのかな?と医者に聞いてみたら、連れてこないとダメ

と言われて、三鷹台動物病院へ。

早いこは4か月でさかりが来ると言われた。

リンちゃん約6か月。

さかりが収まったら避妊しましょうとのこと。

こんなに若いのに気の毒だけど仕方ない。

でも医者に連れて行ったおかげで耳ダニが発見されてよかった。

猫を避妊させるのって、どうもその度にもやもやしてしまうけど、

そのほうが猫も落ち着くし、健康にもいいという意見が多いよね。

たくさんの子猫を育てることができないなら、仕方ないか。

みなさんはどうしていますか?

 

 

あけましておめでとうございます!

1月 6th, 2020

年末年始は恒例の蓼科で過ごし、木ノ花美術館にも寄って来た。

架け替えに行かなかったので、展示はとても新鮮!

メインの展示は“タシールエニット博物館”

初めての画集で、これをエポックに私は絵描きになった。

そしてナント“動く街角”がある。

動画を撮ったけど、ヘタだね。

ほんとはもっともにょもにょ動くのよ。

それから懐かしの“ヨーヨーの猫つまみ”

その昔、ダヤンをアニメにするのを断って、代わりに新しいキャラを作ったのだ。

舞台はイルガットという猫の島で夜ごと賑わう居酒屋“海猫亭”。

店主はやもめのヨーヨーとその娘ココ。

それに5匹の常連猫が繰り広げる小話とちょっとしたおつまみの作り方のアニメ。

“ヨーヨーのちょこっと猫つまみ”という本からの原画が初めて展示されている。

ココはバニラと似ているね。

アトリエには革人形イグアナタンゴも飾られていた。

第五展示室ではなぞときの大きなパネルで遊べるよ。

今回の展示は3月初めまでなので、どうぞお出かけください。

雲の上から少しだけ顔を見せてくれている富士山にも新年のご挨拶。

今年もみなさんにとってよい年になりますように!

 

今年もいよいよ終わり

12月 27th, 2019

いろんなことがあった一年だった。

劇場原画展のロードも新見美術館、札幌丸井今井、赤レンガ、梅田阪急と4か所。

郵政博物館では“なぞときダヤン”をやって、今もデンパークで開催中。

銀座のスパンアートギャラリーでは版画展。

久しぶりに4匹の猫版画展も千倉の海猫堂と谷中の猫町ギャラリーでやったな。

そうそう、童美連展もあったっけ。

たくさんのイベントにお付き合いくださった方々にお礼申し上げます。

本では“なぞときダヤン”の第二弾を作って、ヨールカのムックも出版。

静山社からは長編のきれいな8冊セットが出版された。

ウサギの島と猫の島に行って、御朱印長スケッチを完成。

リンちゃんがうちに来て、アンちゃんとすっかり仲良しになったし。

まぁ、いい年だった。

長編新作ではすっかりペン画にこっちゃって、エッチングにも久しぶりにトライ。

新作挿絵は年を越すことになりそう。

それが終わったら宮古島のパーントゥの文とスケッチも完成しなくちゃね。

皆さんにとってはどんな年でしたか?

来年2020が世界中の人にとって、悪くない年になりますように!

どうぞよいお年をお迎えください。

リンちゃん、でかくなった!

12月 20th, 2019

だんだん寒くなってくると、猫が二匹いるってステキ!

なめあって、じゃれあって、グルグル回って、猫バターのできあがり。

驚くほど食いしん坊のリンコは見違えるほどでかくなった。

ちょっとでも食べ物の気配がすると、シンクや食卓に飛び乗ってくる。

手に乗るくらいのチビスケが、今は小ダヌキみたい。

発売したばかりのキャットハウスをもらってきたら、早速アンちゃんが入っていった。

リンちゃんが真似して入ろうとしたけど、二匹にはちと狭い。

アンちゃんは一歩引いてリンコに譲る。

ご飯の時もそう。

いつもアンちゃんは、リンちゃんに譲るのね。

死んじゃったチビとうんと仲良しだったアンちゃん。

リンちゃんが来てよかったね!

さて、今池袋東武ではダヤンのヨールカマーケット開催中。

あさってはサイン会で出かけます。

お隣では北欧フェアも開催の、ウキウキマーケットでクリスマス気分を満喫しよう!

エッチング再び

12月 6th, 2019

ダヤンの冒険物語新作を書き上げて、挿絵の作業に入る。

アトリエから近い飛田給の版画工房を紹介されて、せっかくなので表紙と何点かを

エッチングでやってみることにした。

エッチングは『タシルに帰る』以来なので、12年ぶりになる。

肩を骨折して大船の版画工房通いが辛くなり、その後の挿絵はペンに切り替えたのだ。

今度はカブで30分なので楽勝。

とてもいい工房で、いろいろ独自の工夫があるのも面白かった。

銅板をニードルで彫って何度か腐食を繰り返すのだが、水で流した後、

お醤油で洗っているのには驚いた。

みるみる銅板がピカピカになっていく。

「ヨーロッパではワインビネガーを使っているけれど、お醤油の方が優れているので、

近頃は向こうの工房でもソイソースを使用しているらしい」とのこと。

わき目もふらず夢中で彫って、なんとか一枚仕上げた。

刷る前の銅板は美しく輝いている。

「銅板の状態できれいに見えたら、刷ったものもよくできているはず」

と言われてホッとする。

何しろ彫っているときは、いったいどう刷り上がるのかさっぱりわからないのだ。

見て、どちらがペンでどちらがエッチングかわかるかな?

ペンに比べて、エッチングの線はピカピカと浮き上がって見える・・はず。

って、これじゃよくわからないか、実物を見ないと。

先日、練馬美術館にゴーリーの作品展を見に行った。

今度の挿絵はゴーリーが目標。

あくまでくどく、しつこいペン画とエッチングに挑戦していくつもりだ。

挿絵もともかく、お話もすごく面白いよ。

来春発売の長編10作目新刊をどうぞお楽しみに!