色鉛筆ライブドローイング♪

8月 20th, 2019

今開催中の横浜赤レンガ倉庫原画展。

25日のライブドローイングは色鉛筆にした。

なんたって私の原点は色鉛筆!

同じ色の色鉛筆でも筆圧のかけ方でずいぶん違う色が浮き上がってくるよ。

昔「ダヤンとパシュラル先生の色鉛筆の絵本」という本を作った時、

出版社が「手土産に」と各社の色鉛筆セットをドーンと積み上げてくれ、

どんなものをもらうよりうれしくて感激した。

当日のドローイングはダヤンバンドが奏でる風変わりで美しい音楽に乗って。

今回は踊らないから、ダヤンが出来上がっていく手元を、大画面でじっくり見ていてね。

長編を元に作り上げた「ダヤンと魔法の旋律」というCDも25日から発売だよ。

さて、どんな絵になるでしょう?

せっかくだから横浜もテーマに入れようかな。

どうぞみなさん、暑さなんか吹っ飛ばす横浜赤レンガへ!

色鉛筆って楽しいよ。

 

風の道 霧の道

8月 5th, 2019

丸井今井の原画展にかこつけて、早めの夏休みは

初めての北海道ツーリング!

クロスカブとサイドカーで道南を走り抜けた。

ほぼ4日で1000キロちょっと。1日平均250キロ。

サイドカーには物足りないかもしれないけど、カブには程よい走り。

心配した雨にもさほどあわず、気持ちいい。

積丹半島からの西海岸は三本の長い腕をぐるぐる回す風車と

ゴツゴツした奇岩に波しぶきの風の道。

立ち並ぶ小さな家並みの壁はさまざまな色に塗られて、

さびれたアイルランドの港街みたい。

車もほとんど通らず、楽しいなったら楽しいな。

唯一イヤなのは暗くて湿った寒いトンネルが続くこと。

北海道最西端、尾花岬のある海岸線の小さな港では猫がのんびり寝そべっている。

北前船が行き交う往年の賑わいを忍ばせる江差や松前の街並み。

木古内から遥かに臨む函館湾のパノラマ。

湖にポコポコ島が浮かぶ大沼公園を一周。

最終日洞爺湖から登別へのオロフレ峠は登っていくにつれて、

みるみる霧が世界を真っ白に変えていく。

少し先をいくサイドカーも見えないくらいで、おっかな面白い!

「ただいま、アンちゃん!」転ばすに帰ってきたよ。

海岸線をカブで走って、日本一周!

という野望をこれからもちょっとづつ叶えて行こう。

さて、夏休みも終わって、忙しい8月に突入。

今週末は名古屋に行きまーす!

海岸線740号の小さな港町

後ろには親子熊の岩。ほら、親熊が子熊を抱っこしてる。

風吹き荒れる上ノ国丘の上の宮寿司。宿が寿司屋っていいね!

函館湾を走って函館山を望む。

寂しかったアンちゃんに大好きな猫エステ。

入稿済んで、北海道へ!

7月 24th, 2019

猛烈な勢いで絵を描いて「なぞときダヤン」本日入稿!

彩色は手伝ってもらったけど、予定よりずっと早く仕上げた。

しかもいい感じの出来上がりでうれしい。

やった!これでひと安心。

なにしろ今年の夏は原画展やイベントが目白押しなのだ。

まずは“ダヤン北海道へ上陸“

今日から札幌丸井今井で劇場原画展が開幕している!

北海道では17年ぶり、二回目の原画展になる。

私もクロスカブの新車で心おきなく北海道へGO!

転ばないように気をつけなきゃ♪

北海道の人、待っててね。

 

マーチンコンサート

7月 12th, 2019

先日マーチンこと鈴木雅之さんのコンサートに招待されて行ってきた。

ほんとはひと月前の開催が喉を傷めて延期になったので、

行くことができてラッキー。

中野サンプラザの会場は超満員ですごい熱気!

ノリのいい曲になるとみんな総立ち。

音楽を体に入れてその場で揺れ踊る。

楽しい!

そしてバラードを歌う声の素晴らしいこと!

さすがラブソングの王さまだ。

歌いながらマーチンも踊る踊る。しゃべるしゃべる。

ラストは映画『ダヤンとジタン』の主題歌『ぼくについておいで』

映画のことも言ってくれたよ。

終了後ダヤンとコラボ予定でマーチン猫を描いた絵をプレゼントしてきた。

コラボはならなかったけど、似てるでしょ。

去年松屋の原画展にはマーチンが来てくれて、35本の真っ赤なバラを頂いた。

ほーんと、かっこよくて粋な人だ!

 

 

7月7日の11時~♪

7月 5th, 2019

ダヤンの誕生日!ちょうどその日にアートパフォーマンスをやるよ~

場所はスカイツリーソラマチ。

晴れていたらドームガーデンだけど、ちょっと怪しい雲行きだ。

演奏してくれるのはダヤンバンド。

長編を元にしたオリジナル曲は練習を重ね、さらにグレードアップ!

さて、何を描くかは当日のお楽しみ。

なかなか誕生日にイベントをやることはあまりないので、

一緒にダヤンの誕生日をお祝いしてね!

謎解きつながりで、仕事の方も「なぞときダヤン」第2弾が佳境に入ったところ。

デザイナーにも彩色を手伝ってもらい、私はカリカリペン入れで手が痛い。

今回もきむらゆういちさん原作でおばけ屋敷の話だよ。

発売は11月なのでこちらもお楽しみに。

 

「なぞとき迷路」はじまりはじまり~♪

6月 28th, 2019

明日からスカイツリータウン、ソラマチ9階の郵政博物館で開幕!

9月23日までというほぼ三か月のロングラン。

昨日はチェックに行って、本や壁にいっぱい絵を描いてきた。

なぞなぞはもちろん、いろいろな仕掛けがあって楽しいよ!

タグポーポーに乗って写真を撮ったり、さわってダヤンの部屋では

巨大ダヤンのフワフワ毛並みをなでてみて!

そして、猫の島迷路の写真をフラッシュで撮ってみれば・・

さて、何が現れるかな?

ヒントは夏の隅田川風物詩。

迷路の原画展示や夢行灯に加え、浅草三社祭スケッチも展示。

さあ、本の劇場をくぐって、あなたも謎と不思議にあふれた郵政博物館へ

遊びに行こう!

ダヤンのたんじょうび7月7日にはダヤンバンドの演奏に合わせて、

絵描きパフォーマンスも開催するよー!

スパンアートギャラリー版画展

6月 15th, 2019

雨の銀座で開催中の版画展に行ってきた。

エッチング懐かしい。

木箱入りで、特別に3色の色版で刷った豪華版『ダヤンとジタン』

版ズレしてるところもなんだか懐かしい。

3つだけ残っていた最後のひとつも今日売れてしまったそう。

長編を始める時、挿絵はモノクロだったので、エッチングでやってみようと思った。

でも7巻を彫り終わった後、バイクでコケて版画家の住む平塚まで通えず。

8巻はペンに切り替え、何本かのペンを使い分けた。

悪くないというか、完成度はペンの方が高いけれど、こうして見ているとエッチングにはそこはかとない味がある。

次の読み物はエッチングでやってみようかな。

長編8巻目がちょうど静山社から発刊されたばかり。

これで長い物語は完結したので、ぜひ通して読んでみて下さい。

スパンアートギャラリーの版画展は18日までなので、こちらも寄ってみてね。

 

さよなら宇井ちゃん

6月 7th, 2019

あっけなく急に、長年の仕事仲間の宇井ちゃんが逝ってしまった。

はじめて一緒の仕事は北極。

強風うずまき、バリバリと鼻毛も凍る-35度のイカルイット。

ホテルまで、ほんのちょっとの間に宇井ちゃんのほっぺに絆創膏を貼ったみたいな痕が。

凍傷なのに、痛い痛いと笑ってた。

すごく緩くて情緒あるダヤンのモノクロ鉛筆アニメを一緒に作ったっけ。

夜中まで黒ベタを入れる作業も手伝って、眠いと笑ってた。

2011年には台湾で「ダヤンの音楽物語」の公演を開催。

絵はゆるゆる動き、冒頭で眠ってしまうダヤンのコマ絵は眠りながら笑ったり、

そばを金魚鉢を持ったフールが流れていったり、イスとダンスを踊ったり。

映像とともに流れるのは、美しく愉快な四重奏の生演奏。

もちろん監督は宇井ちゃんだ。

宇井ちゃんの作るものは質が高くて品がいい。

いつも笑ってた宇井ちゃん。

音楽を愛し、音楽に愛されていた。

日曜の告別式は木ノ花美術館のイベントだから行けなくてごめん。

木ノ花美術館の隣の音楽堂でもやって、楽しかったね。

「ダヤンの音楽物語またやりたいね」といつも話していた。

あとずっとたって、みんなが集まったら雲の上で音楽会をやろうか。

向かって右が宇井ちゃんだよ。ほら、笑ってる。

波乱万丈猫巡り旅

5月 30th, 2019

新見美術館、盛況のうち終了しました。

たくさんの方に来ていただきとてもうれしかった!ありがとう!

翌日は青島に行くつもりで岡山からレンタカーで伊予長浜、竜馬脱藩の宿

「富谷金兵衛邸」までひた走り。

龍馬の間に泊めてもらい、おかみさんの手料理をごちそうになった。

でもナント!翌朝早起きして長浜港で待つも、強風でまさかの欠航!

がっかりして宿に帰れば「高浜から行く睦月島にも猫がたくさんいるみたい。

行くなら早くしないとフェリーに間に合わない」

との言葉に再び高浜へ突っ走る。

無事間に合い、4匹の子猫なんか描いて昼過ぎの高速船に乗ろうとすれば、

またナント「桟橋工事で高速船は出ません」とのこと。

わー、困った!急遽その日は真鍋島に宿泊するとの連絡を入れていたけど、

その後の便だと真鍋島への高速船に間に合わない。

「こまったこまった」と頭を抱えていると、救世主が現れた。

とても親切なふたりの女性。

ひとりはご主人に電話して海上タクシーを聞いてくれ、

ひとりは波止場に停泊中の船に高浜まで行ってくれないかを聞いてくれた。

そしたらこれまたナント「高浜まで10分やから乗せていってやる」と

わざわざ船を出してくれたのだ。

しかもどうしてもお金を受け取ろうとしない。

やさしさに溢れた睦月島!

真鍋島ではおなじみの三虎で美味しい瀬戸内海のお魚三昧。

その翌日は桟橋でお店を始めたあつみちゃんと白石島へ。

本を書いているエミリーさんの齢22歳になるフワフワフランクにお目もじ。

ご朱印帳スケッチも青島一本で行こうと思ったけど、瀬戸内海の島猫にした。

道中は船頼りではあるけれど、猫だけじゃなく魅力的な瀬戸内海の島々。

また行って続きを描きたいな。

ラジオ深夜便月刊誌

5月 22nd, 2019

2月に放送された明日への言葉「猫のダヤンと歩み続けて35年」が

6月号の「ラジオ深夜便」月刊誌に7Pの巻頭特集で掲載されたよ。

放送後も「ラジオ聞きました」といろいろな人から連絡を頂いた。

365日休まず6時間も放送している密かな人気番組「ラジオ深夜便」。

月刊誌も出ていたんだね。

深夜にラジオを聞く習慣はまだないけれど、私の仕事の友はラジオ。

文章を書くときは無音がいいけれど、絵を描いているときはラジオを聞きたい。

人生相談なんかも案外好きだし、時々思いがけない音楽が流れるのもいいね。

さて、今週末は再び新見へ!

その足で猫巡り旅に行くつもり。

2月に行けなかった青島で、うさぎに引き続き

猫のご朱印帳スケッチをしてこようと思ってる。

お天気がいいといいな。

新見美術館で開催中の原画展はいよいよ月曜日で終了。

まだごらんになっていない近隣の方はぜひお出かけください!