去年の春からずっと続けてきた『ボルネオの緑を守ろう』というプロジェクト。
その中の『ダヤンの森を寄附したい』という計画をみなさんのご協力のおかげで
達成することができました!
ホームページにもアップされるけど、ひと足先にお知らせしちゃう。
三月、ちょうど震災があったとき、私はその森を見に行っていたの。
キナバタンガン川沿いの スカウという森の中のロッジに泊まって
小雨の中、悠々と流れる川を船で進んでいきます。
川の両岸には緑の森が続くけれど、川岸まで迫るパームやしのプランテーションも
見えてくる。
緑の回廊計画は 川沿いにある保護区、保存林の間にある土地(2万ha)を確保して
野生動物が自由に移動できるようにするものなんだけど、まだまだ遠い道のりです。
「このあたりですね」
大きくカーブを回ったところで船が止められました。
なんの変哲もない森だけど、ここはダヤンの森。
オランウータンや象にプレゼントすることができる森です。
ほんとはまだ寄附金には少々足りないけれど、このままでは誰かに買われてしまい
プランテーションになってしまいそうなので、先取りして手に入れた森です。
「上陸したい!」
といっても、川岸はつるつるすべる泥。
結局 私だけが上陸したものの、ジャングルが迫っているので
奥へと分け入ることはちょっと無理みたい。
ほらこんな感じ。油断すると滑り落ちちゃう。
?
象の通り道にもなっているというすてきな森だよ。
みなさん、どうもありがとう!

その後に行ったタビンは、プランテーションと熱帯雨林が隣り合っているめずらしいところです。
?
ここを舞台に 今『森の音を聞いてごらん』という絵本を描いています。
去年の『モエ』に描いてから、ずっと完成させたいなーと思ってたの。
だから、ボルネオでも森の中のいろんな音を聞いてきました。
森は音でいっぱいだよ。
九月には出版予定なので、どうぞお楽しみに。
来週、6月一日には久しぶりに新店がオープン!
立川のグランデュオ、六階でお待ちしています。