日曜は富士山周遊ツーリング。朝のうちはいい天気。木ノ花美術館のオルソンのいちごでブランチなんかして、快調な滑り出しだったけど、だんだん雲行きもあやしくなって…富士山五合目への道は霧と雨でコワイよー。
山中湖からの道志道も雨、アメ、雨。
やっと峠を抜けて、町中に出たところで転倒!
今度はちょっと重症で、左肩を骨折。
ただいま入院中です。
しゅん…
原作とは違うけれど、無理ない設定で背景も美しく、面白かった。
原作はメアリ・ノートンの『床下の小人たち』なつかしいなー。
これに続く『野に出た小人たち』『川を下る小人たち』まで読んで、すごく面白かったのを、
学校の図書館のほこりっぽい匂いとともに思い出す。
その後にも『空を飛ぶ小人たち』が出て、出版社の人にきいたことでは、
なんと80歳のときに新作『小人たちの新しい家』を書いているということ。
なんて、はげみになる話でしょ。
小人文学でいえば、佐藤さとるの『誰も知らない小さな国』をはじめとするコロボックルのシリーズもよかった。
アリエッティの家族やコロボックルのせいたかさんなど、周りの人物設定がしっかりしていると、ファンタジーに厚みが出る。
そういえば、指輪物語の前作『ホビットの冒険』も小人文学といえるね。これも小人それぞれの特徴があって、面白かった。
あとは文学とはいえないかもしれないけれど、小人たちの暮らしを描いた『ノーム』。
美しい絵に惹かれ、まず英語版を買って、やっぱり意味が知りたくて日本語版も買っちゃった。
アリエッティを見て、また小人文学に興味がわいてきました。
『床下の小人たち』のシリーズも、もう一度読んでみようっと。
七月七日のダヤンの誕生日、もう過ぎちゃったけど、お祝いのコメントありがとうございました!
?梅雨でじめじめして、いやね。
猫もしけって、抜け毛が舞っている。
「そうだ、猫を洗おう!」
猫を洗うのは、引っかかれて痛いし、なかなかおっくうなものなので、思い立ったが吉日です。
夫はもう風呂に入っちゃったけど、もう一度入ることにして、猫をつかまえようとするものの、危険を察知して逃げ回るボンちゃん。
やっと捕まえて、風呂につかっている私に渡します。
猫を抱えて、お湯にズブズブ沈んでいくのは、ああ、快感。
どんなに暴れていても、いったん風呂に沈めれば、観念しておとなしくなるのは、どの猫もいっしょ。目なんかつぶっちゃって、温泉気分だね。
そして猫シャンプーの泡風呂です。
風呂上りの猫はいい匂い。
外暮らしのらんちゃんも洗いたいなー。
だけど、このごろのらんちゃんは怖いから。
うんと気力のあるときにしないとね。
話はぜんぜん違うけど、今度の日曜は銀座阪急で、デッサンパフォーマンスとトークションを開催。
テーマは『ボルネオの森を守ろう!』 よ。
ご用とお急ぎでない方は、どうぞお越しください!
さあ、発売前の大公開だよ。
長編外伝『ダヤンとふたりのジタン』、第二部の舞台となる洞窟見取り図がこれ!
『ダヤンと王の塔』を書くとき、城の模型を作ったように、今度は洞窟断面の見取り図を描いてみました。
ファンタジーって基本が作り話だから、できるだけ整合性を持たせないと、いかにもうそっぽくなってしまう。
案外苦労するものなのです。
そして、より現実感を出す・・というより、まあ、自分が自信を持って書けるように、せっせと洞窟探検をしているわけです。
面白いしね。
ってなわけで、山口まで出かけ、洞窟の本にたーくさん出てくる秋吉台の鍾乳洞も巡って参りました。
これが有名な、秋芳洞の黄金柱。
やっぱりすごい迫力です。
秋芳洞、しゅうほうどうではなくて、あきよしどうと読むようです。
昭和天皇が皇太子のときに、名づけられたんですって。
ここは他にも百枚皿など見所がいっぱい。
天井も高く、豊富な地下水で急流や滝、淵と曲折に富んでいるところはとても参考になりそうです。
秋芳洞、景清洞、大正洞と三つの洞窟を巡って、一番気に入ったのは景清洞。
途中までは灯りがあるけれど、その先は真っ暗で、これぞ洞窟探検。
入り口で懐中電灯のついたヘルメットや長靴を借ります。
なんてったって、物語の中では電気なんかついていないからね。
始めはたいまつを持っていたとしても、いつまで持つか分からない。
ちなみに懐中電灯を消してみたら、ひゃー、こりゃ参る。
方角もまったく分からない。パニックになりそうです。
ここにひとりでライターだけ持って、届けもなく入洞した人が、三日後に助け出されたそうですが、すっかり参っていたとか。
ひざの上まで水に浸かって、その先に行くのは断念。残念・・
一緒に洞窟に入ってくれたのは秋吉台科学博物館の学芸員の方。
今回は科学博物館にとてもお世話になりました。
鍾乳洞と鉱山が同じ場所にあってもいいかとか、自主発光できる生物についてとか、色々聞くことができた。
この方はこうもりの研究をしているところもすばらしい!
こうもりの発する超音波の鳴き声を、人の耳でも聞くことのできるよう変換する装置も装備していて、こうもりについてたくさん教えてもらった。
はるか昔、遠い海でサンゴ礁として誕生した秋吉台。
なんと三億五千年前というから、気が遠くなりそう。
それだけの年月をかけて、地下には無数の鍾乳洞が発達した石灰岩の台地となったわけです。
洞窟探検もさることながら、どこまでも続く、夕暮れのカルスト台地をはろばろと見晴らしていると、浮世のことなどケロリ忘れてしまいそう・・
デザイナーのコンピューターをマックからウィンドウズに変えるので
朝からアトリエはわさわさしている。
私は元々ウィンドウズだし、かかわっても役に立たないので、
自分の仕事に没頭。
今は長編を中断して、アニバーサリープレートの絵を描いている。
毎年秋に描きおろすイヤープレートだけれど、今年から趣向を変えて、
五年連作で『タシルの情景』を描いていくつもり。
しかもイングレーズという、美しく優雅な絵付けにするために、
ペンで描くことにした。
長編の挿絵もペンに変えてみようかなと思っていたので、ちょうどいい。
ちょっとくどいけれど、新しい感じに仕上がったー。
今度はナンバリングもできるので、秋をどうぞお楽しみに!
梅雨に入って、蒸し暑いお天気が続いていやね。
明日は伊東へツーリングの予定だったけれど、やっぱり雨の模様。
あさっての有隣堂もあるし、車にしようかな。
明日もあさっても晴れますように・・・って、ちょっと無理かしら。
ヤッホー!
新作絵本ができた。
一年かかった。
絵本と思って読むと、意味不明かもしれないけど、
例えば、お母さんが読んであげる場合なんかは
思ったままに解釈して、お子さんと語り合ってください。
ひとりぼっちはさびしいようで、さびしくもないようで。
一見開きごとに、ちょっと違う場所に行ってもらえるといいなー
と思っています。
そして『モエ』も発売になりました。
特集は『ダヤンと森のものがたり』ボルネオの森がいっぱいだよ。
スケッチ紀行『北欧へ行こう』も文庫になって新発売。
なので、今週の日曜は船橋東武で新作絵本発売記念のサイン会を開催します。
そして来週二十日には有隣堂ヨドバシAKIBA店でトークショーとサイン会。
七月4日には、銀座阪急H2で恒例のデッサンパフォーマンスを行います。
みなさん、ぜひいらしてください。
そして本を買ってくれるとさらにありがたい!
おとといの夜、蓼科からいったん帰ってきました。
アトリエで商品を決める猫会議が開かれ、その後ほるぷ出版と長編の打ち合わせが終わると銀座へ。
昨日から、舞子の個展『猫だらけ』が銀座の彩鳳堂画廊で開かれているのです。
しかも昨日は『銀座の夜会』
なんとも粋なネーミングですが、これは仕事帰りなどにゆっくり美術を鑑賞してもらおうと、銀座5丁目から8丁目の27画廊が参加する画廊の夜会なのです。
さすが銀座、なかなかナイスな試みで、これならちょっと入りにくい画廊にも足を運ぶ気になります。
たいそうな賑わいで舞子もうれしそう。
もちろん、皮版画だけでなく、いつの間に描いたのかと思うほど、たくさんの猫地口の絵が展示されています。
夜会は一日限りだけれど、6月12日までの開催なので、銀座にお越しの際にはぜひのぞいてみてね。
12日に開かれる『銀座ギャラリー鑑賞ツアー』にも彩鳳堂が入っているようなので、また賑わうといいな。
ちなみに横浜高島屋6階では、わちふぃーるど臨時ショップが開かれ、『ボルネオの写真とスケッチ』が展示されています。
どちらも詳しくはホームページを見てね。
さて、また明日からは蓼科へ。
長編外伝『ダヤンとふたりのジタン』悩んでいたもやもやも晴れて、すっきりしたところで・・
さあ、いい本を書くぞー!
先週の土曜、木村裕一さんのお宅でマグロ解体ショーが行われた。
朝、築地で買ったマグロ一匹をプロの調理人がまるまる解体して、トロ刺身から、幡ヶ谷『山なり』秘伝のたれの漬け丼、アボガドあえ、カマ焼きとまぐろづくめのご馳走が次々に!
何が贅沢といって、これほどの贅沢はちょっとない。
しかも個人の家で、ってとこがすごいよね。
昼下がりから夜半まで、集まったお客様は120人というところもすごい。
何度もいうけど、個人の家に!
木村さんは作家業のほかにも絵本塾をやっているので、絵本作家や未来の絵本作家、たくさんの出版社、『あらしのよるに』は映画になったので、アニメーターの方たち、広告会社と多彩なメンバー。
初代ジャイアンの声優さんが歌ってくれたり、絵本作家手描きの色紙やうちわがあたるゲームをしたりと楽しかった。(私は当たらなかったけど、ダヤンの色紙を『かいけつゾロリ』の原さんが当てたので、お返しに色紙もらったの)
風はそよそよ、いい天気、おいしい土曜のひとときを過ごさせてもらいました。
さて、明日から蓼科で長編外伝にかかります。
去年、夏に描いたあらすじを元に今日打ち合わせしたんだけど、
ジタンの時空軸を考えていくと、自分でも頭がこんがらがっちゃう。
蓼科の空気が頭をすっきりさせてくれますように。
「あちゃー、また開けない。×になっちゃった」
このところ、『モエ』特集の入稿で矢のように確認が送られてくる。
このごろはインターネットを使った「おくりん坊」というシステムで送られてくるのだけれど、
これがなかなか気難しくて、すんなりと見られない。
うっかり間違えると、「ダウンロードがあと一回」などという事態になり、
「ヤバイ!」ドキドキしてしまう。
「ちょっとみてー」とアトリエのデザイナーに助けを求めても、私以外はすべてマックなの
で、てこずっている。
?それでも苦労して開いてみれば、それはきれいな、もう本ができあがったような状態で見
られるのはほんとにありがたい。
思えば、昔の特集の時には、ファックスでふんどしのように長い原稿がずらずら送られて
きて、受け取るのは楽だけれど、写真なんかつぶれてさっぱり分からないし、見にくかっ
た。
もう何回も特集を組んでもらっているけれど、時代の移り変わりを感じるねー。
その『モエ』も今週でほぼ校了。
来月三日、発売なので、お楽しみに。
絵本も終わって、
さて、いよいよ長編の続きに取り掛かるので
来週からは蓼科にいって、仕事するつもり。
いい季節、桜も咲いているかな?