昨日、ボルネオから帰ってきました。
今度は無事に!
ダナンバレーのレインフォレストは たとえようもないほど
すばらしかった!
高く高くそびえる深い森。
そこに住まう 森の人
オランウータン
毎日違う木に 巣を作って
むしゃむしゃ 葉を食べては
ぽとぽと 大量のうんち
楽しいキャノピーウォーク
高い森の林冠には おひさまを求めて
たくさんの植物が着生
まるで森が大地みたい
私は夢中でスケッチ
楽しくて われを忘れるほどだけど
あついあつい
日中の温度は38度
ダナンバレーをあとに
キナバタンガン川を下る。
この川のほとりで ハンモックキャンプ
ミノムシみたいに カヤつきハンモックに揺られて
夜の音を聞きながら眠る。
空は満天の星
どこに行っても バームやしのプランテーションがある
道沿いにも 川のほとりにまで 迫ってる
ダナンバレーへの道でも 御柱の人たちが
うらやましがるほど 太くて長い木を満載のトラックが
もうもうとほこりを立てて 走っていた。
すばらしくて、やっぱり考えさせられる ボルネオでした。
ただいま!
4月 6th, 2010さあ、ボルネオへ
3月 26th, 2010いよいよ出発はしあさってに迫って、準備万端かというと
まだまだなのです。
昨日、カメラマンの横塚さんのところへ行って
いろいろ聞いて 新たな知識が。
熱帯雨林は雨が多いので、折りたたみの長靴は野鳥の会で
取り寄せてもらったけど、ポンチョのいいやつを用意しなくっちゃだし。
スケッチがしけるといけないので
乾燥剤は買ったけど、携帯をカメラにするので
auショップにも行かなくちゃなの。
あー、ワクワクでウキウキだけど、
忘れ物がないかドキドキでもある。
長いことかかった絵本
『アベコベアの月』
原画にフィクサチーフかけるのに
机もすっかりきれいになって
ついさっき入稿したから
なんだかうれしくて、もう 躁状態よ。
明日は夫が制作した新型サイドカーが
お目見えなので、モーターサイクルショーに
行くつもり。
バイクでこけないように用心しなくちゃね。
では、ボルネオ便りお楽しみに。
スラマッ ディンガル
シオドキ
3月 19th, 2010なにかを始めたり終えたりするにはしおどきがある。
絵もそうで、私はついつい絵を描き終えるしおどきに気付かず
くどくど 描きつづけてしまう。
この間 鶴瀬の工房で描いているとき
妹が出かけ際に見に来て
「ああ、もうその辺でやめなよ。
どうもあっこちゃんはやりすぎちゃうから。
自分の部屋にもどりなよ」
うーん、もっと塗りこみたいのに。
昨日だって、描きかけの雪の絵を見て
「今の色がきれいだからねー。
あんまりくどくしないで・・
ホントに執念深いんだから・・」
と心配していた。
前にラジオで言ってたけど
「さきいかを食べるとき いつ飲み込んでいいのか分からない」
だって。
笑っちゃうけど、絵もさきいかも
どこでおしまいっていう決まりはないからねー。
ずっと気合を入れて、描いてきた新作絵本の絵も
残すところ あと一枚。
ボルネオに出発する前になんとか仕上がりそうで ほっ。
いい絵本になりますように。
黒ちゃんとボンちゃん
3月 12th, 2010舞子が家を出るとき連れていった
黒猫カフェレーサーの具合が悪いそうで、心配。
突然カクッとなっちゃうんだって。
お医者さんはてんかんだっていって
薬をもらったら 今度はどこにいても眠っちゃって
いろんなところから 落っこっちゃうんだって。
どこが痛いとかいえないから、
猫の病気はどうしてあげていいか
分からないし、つらいよね。
カフェは小さいから、薬が強すぎるのかも。
それにひきかえ、ますます重いうちのボンちゃん。
ちょうど、ラシカノイの店長になって一年たちました。
時がたつのは早いわ。
ボンちゃん漫画も9枚たまって
今、井の頭のラシカノイでは漫画のポストカードプレゼント開催中。
日曜には店長代理で私も手伝いに行くつもり。
先週は荒れ模様の週末だったけど、今週は晴れてくれますように。
カフェもよくなりますように。
フォレスト ベイビィ
3月 5th, 2010何度かこのブログでも語ってきたけれど、
今年のベイビィのテーマは『森を守ろう!』
そしてベイビィ商品の売上の一部を『ボルネオ保全トラスト』に
寄付する予定です。
なぜかっていうのを書くから、長いけど読んでね。
今、パームオイルの生産のため
どんどんプランテーションへと変わってきているボルネオの森には
もともとオランウータン、テングザルなど
ボルネオ固有の生物がたくさん住んでいました。
世界でも有数のすてきな原生林だったのよ。
そのプランテーションで生産されているパームオイルの
最大消費国の一つがわが国日本。
インスタントラーメンやポテトチップ、チョコレート・・
安全で安いパームオイルはいつも食べているおいしいものや
洗剤、化粧品などにもいっぱい使われているの。
だから私たちにもとっても 関係のあることだよ。
このパームオイルのおかげで
ボルネオに住む人たちは助かっていることも確か。
私たちだっておいしくてうれしい。
だけど森に住む生き物も大事だよ。
いなくなったら悲しいよ。
そんなジレンマを少しでも軽くするのが
保全トラストが取り組んでいる『緑の回廊計画』
保護区や保存林を結ぶ森を買って、
森に住む生き物が 自由に移動でき、
ずっとそこに住めるようにするというすてきな計画です。
森の値段は 畳一畳、200円。
高いねー。
目標は2万ヘクタールなのに、今買えているのは
わずか6ヘクタールなのです。
ボルネオと縁のできた私は
緑の回廊計画にちょっとでも協力できないかしら
という思いで
一生懸命 フォレストベイビィの絵を描きました。
ひとつは森のささやきを聞いているダヤンの大きな絵。
家のそばの森でぐっすり眠っている絵。
そして、ちょっと前になるけど
『モエ』三月号の描き方教室に載っている絵は
『朝露の森』シリーズの陶器として発売されます。
今年はひとあし早く、三月からベイビィ商品お目見えよ。
ダヤンの頭に葉っぱが生えているマークが
森を守る商品のしるしです。
泣ける本
2月 25th, 2010「社長の本読んで、テルヒがワーワー泣いてるよー」
先週の帰りがけ、企画部長がゲラゲラ笑いながら報告にきた。
見にいくと ホント デザイナーが長編物語最終巻
『ダヤン タシルへ帰る』を読みながら、
滂沱の涙を流している。
「何度読んでも泣けるっす」
彼女はこの本の一番最初の読者でもある。
なにしろ見本が刷り上ってきたとき、真っ先に読んでいたもん。
うちの娘は子どもの頃『ダヤンのおいしい夢』を読んで泣いていた。
つい最近も『ねこ話』を読んで泣いたと言っていたけど、
これを読んで泣くのはたぶん舞子だけ。
懐かしい思い出がいっぱいつまっているからね。
自分の本を読んで泣いてくれる人がいるってうれしいものだ。
記憶では私がもっとも泣いた本は『椿姫』で、
この間古本屋で売っていたので つい買ってみた。
きのう 読み終わったけれど、まったく泣けないのはなぜ?
若かったからかな?
それともリアリティにかけるから?
むしろアルマンにいらいらしてしまう。
最近は漫画の『リアル』で泣いた。
泣くツボも年とともに変わってくるねー。
ニャーゴの議長選
2月 18th, 20102月22日が猫の日だってことは
ご存知でしょ。
でもって
今年は平成22年2月22日。
2が五つ並ぶという
なんともニャーゴな年なのです。
なので
ちょっと趣向を変えて、猫会議の議長選は
「変顔議長選」にしました。
猫ってさ、どんなに変な顔でもかわいいんだよね。
選ぶのも、難し楽しかった。
変顔が22並んだところは圧巻よ。
ひいきしちゃいけないけど、『おもち』笑える。
私もボンちゃん出したかったけど、
イケ面が災いして、ほげり顔が撮れかった。
来年の議長選も何かテーマ決めたいね。
早く決まってたら、シャッターチャンスがいっぱいあるし。
『変顔議長選』いよいよニャ?ゴな月曜でおしまいだよ。
ホームページでチェックして投票に行こう!
映画鑑賞
2月 12th, 2010趣味が映画鑑賞といえば、適度に文化的であって
あたりさわりのなさでは読書と双璧をなす。
でも私の場合、もう絶対的に読書の地位が上で、
若い頃こそやくざ映画にはまったりしたけれど、
このごろではめったに映画館に足を運ぶことはなかった。
ところがどっこい、
ここひと月経たないうちに二本も映画を見ちゃった。
それもこれも、いつでもどこでも
千円で映画が見られるようになったから。
急に映画が気楽なお楽しみになったのよ。
チケット売り場でみじんの疑いもなく、
シニア料金が通用したのはちょっとショックだったけど
まあそれはいいとして。
まずは「怪獣たちのいるところ」
怪獣も映像もよくできているけれど、
あまりに怪獣が人間くさい。
自分の精神のありように異常なほどの重きをおく怪獣は
いかにもアメリカ人、いや、このごろは日本人もそうかも。
「あの怪獣たちはどうなのよ?」
「でも、センダックはスパイクジョーンズのとらえ方を絶賛したらしいよ」
友だちの言葉に
「なーるほど!」
すっかり納得しちゃった私。
センダックってそういう人だ。
私が一番好きな『窓の外のそのまた向こう』にも
その微妙に病んだ精神と自分勝手さが現れていて、
筋はまったく意味不明。
だけどそこが、あの緻密な絵とあいまって、
もうたまらない魅力なのだから。
よし、それならいい。
いい映画見ちゃったぞ。
でもほのぼのを期待しちゃだめだよ。
そして昨日見たのは3Dの『アバター』
これは文句なしに面白かった。
3Dの飛び出し方は『海遊館』で初めて見たときの
衝撃はなかったけど、字幕が飛び出してて見やすかった。
勢いづいてテレビでもこのごろ
『トロイ』『フラガール』『ペンギンが飛ぶ日』とたてつづけ。
いやー
映画って見だすと、ホントはまりますね。
猫のお気に入り
2月 5th, 2010猫ってほんとに気まぐれ。
何が気に入るか分からないね。
居場所も今まではダヤンのベットだったのが、移動して、
ごたごたと物の乗っている棚に乗るもんだから
しょっちゅうなにか落としてる。
寒くなると、ボンちゃんはふとんに入ってくるんだけど
この間まで私のふとんだったのが、最近は夫のふとんが気に入ってて
なんだかくやしい。
無理に入れても夜中に移動してるのよ。
お気に入りのおもちゃがたくさんあるけど、
かわりばんこに自分のごはんの皿に入れてあっておかしい。
この間なんか、スリッパが入っていた。
それにしてもこんなに寒いのに
放浪猫のらんちゃんは帰ってくる気配なし。
ごはんは食べてるようだけど、どこで何してるのかね。
昔のらんちゃんはお気に入りの遊びがいっぱいある
面白い猫だったけど、すっかり気難しくなって
帰ってきてもすぐ出てっちゃう。
たまには帰ってきてほしいなー。
縁っていいねー
1月 29th, 2010人の縁て不思議だ。
思えば人生なんて縁がつなげていくようなもので
仕事だってそうかも。
昨年バイクで走ったボルネオ。
せっかくだからと、出発前にボルネオのことを調べた。
今、伐採によって
アジア最大の原生林を持つボルネオの森と
森に住む生き物の生存がおびやかされていること。
次のベイビィのテーマを
「森を守ろう」にしよう!
行く前からそう思っていた。
そして、ひた走ったボルネオで見た
どこまでも続くバームやしのプランテーション。
バイクで転倒したとき
駆けつけてくれたのはツーリングを企画した
ジスコボルネオの社長だった。
ボルネオのことしかできませんが、
ボルネオのことなら何でもお任せ下さい
印象的なキャッチは まさにジスコそのもの。
「今回は原生林が見られなくて残念」
「次は森に行きましょう。
原生林はねー、うんと神秘的なんだよね」
社長の言葉に もう一度ボルネオに行きたくてたまらない。
絵本雑誌のモエが7月号で
「森を守ろう!」の特集をくんでくれることになって、
ジスコは全面的に協力してくれることになった。
ボルネオ行きはとんとん決まり
昨日久しぶりに帰国した社長と再会。
そして今回同行してくれるカメラマンの横塚さんは
緑の回廊計画に取り組んでいる人だった。
何もかも縁で、それがどんどんつながっていって
人生をすてきにする。
天干地支がひとめぐりして、とうとう還暦過ぎちゃったけど
これからも たくさんの縁にめぐり合えるといいなー。
家族やともだち、会社の仲間もたくさん祝ってくれた。
健康で生きてこられて、とてもしあわせ!